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ビシッ、ビシッ、
ガタ、ガタ、ガタ、ガタ、
ビシッ、ビシッ、
ガタ、ガタ、ガタ、ガタ、
午後2時46分、
群馬県の山小屋の中で山小屋全体がきしむ音と揺れを感じ、
浅間山の大噴火かと思いとっさに外に出てみると、
山の木々は大きな幹ごとあちらこちらに揺れています、
地面に伏して浅間山の方向を見ましたが何も変化していません、
地震だ!!
揺れがおさまり再び山小屋の中に戻ると、
ラジオから仙台が大地震に襲われた事を叫んでいます、
東北関東大震災の発生でした!!
当日は、たまたま現在建築中の山小屋の電気配線に関して、
東京電力による電気配線の確認作業に立ち会う為に、
私一人で山に来ており東京電力の配線の確認と検査作業に立ち会っておりました、
全ての検査が終わり、
その数時間後の事でした、
東京にいる家族は全員違うところにいるはず、
安否を確認する為に皆に携帯から連絡を取りましたが連絡が取れず、
何でこんな日に私一人で山に来てしまったんだと、
心の中で後悔しつつ家族の安否が心配でなりませんでした、
ラジオからは震源地の悲惨な状況が刻一刻報道されています、
家族全員にメールを発信し待ちます。
ママ:今、赤坂にいます、私は大丈夫です、
子供達から連絡がありません心配です、
皆連絡下さい。
娘A:今、アルバイト先のデザイン事務所にいます、
11階の事務所は超揺れて本や電子レンジが落ちて来て、
事務所の中がめちゃくちゃです、
私は地震のときはテーブルの下に隠れて大丈夫でした、
電車が動いていないので今事務所のかたず家をしています。
娘B:地震のときはBOOK OFFにいました、
地震で本がいっぱい落ちて来たので、
いそいで外に出ましたが立っていられなくしゃがみましたが、
大きなビルや電柱が皆揺れていました、
今、自宅に戻ってきましたが家具や本箱はパパが壁にネジで固定してあったので、
倒れてはいませんが本は棚から落ちてテレビが台から落ちています、
ビッケ(愛犬)が怖くて震えています。
ママ:確認しました、
余震が心配です、
自宅は危険なので近所の中学校にビッケを連れて避難して下さい。
娘B:分かった、
中学校に行きます、
隣のおばさんが大きな声で騒いでいるよ。
ママ:都内は大混乱してるよ、
関越自動車道も首都高速も不通みたいよ。
パパ:確認しました、
皆の無事が確認できましたので、
私はこちらでもう少し様子を見ます。
娘A:今、娘さんの卒業式に行っていた社長が戻ってきました、
皆で事務所の中をかたずけています、
地震、超怖かった。
ママ:半蔵門線が動いてるみたいなので、
錦糸町まで行ってみます。
パパ:確認しました気を付けて下さい、
今日は私は山に泊まります。
娘B:総武線が動いていないので皆でこの事務所に泊まる事になりました、
今から皆で食事に行きますが、
超多くの人が皆歩いています、
まるでアリの行列のようです。
ママ:今、AM2:00、錦糸町から徒歩で自宅に着きました、
ママと娘Bは問題ありません。
娘A:朝にななったけど電車動いていないから、
電車動くまで仕事しようかと言う事になりました、
電車動き次第帰ります。
パパ:高速道路の状況と都内の交通状況を教えて下さい。
娘A:電車が動き始めたのでこれから帰ります。
パパ:高速道路が問題なさそうなので、
これから自宅に向かいます。
ママ:出来れば山に置いてある懐中電灯と寝袋と、
ガスコンロ、を念のため持って来て下さい。
パパ:確認しました、
何か気が付くものが有ったら持って帰ります。
ママ:今、娘Aが帰ってきました、
パパ、高速道路は気をつけてゆっくり帰って来て下さい。
パパ:確認しました、
皆無事で良かったです、
これから帰ります。
帰宅後、
家族全員で震源地の悲惨な状況をTVで見るにつけ、
心から流れ出す涙が止まりません、
出来るだけ多くの分かれ分かれになった方々が、
又家族で会える事を強く願ってやみません、
又、今回の震災で亡くなられた方の御冥福を、
心から御祈り申し上げます。