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2014/01/24
セクシャルマイノリティの皆さんが、LGBTとして生きていくことの困難さを実感するのは、義務教育~高校時代であると言われています。
この時期は、幼年期から急激に心身共に成長する時期であり、『学校』を舞台とした子供社会にドップリとハマる時期でもあります。
友人関係や先輩後輩の関係、教師との関係等の本格的な人間関係を体感で学ぶ重要な時期です。
そして、この時期に、自分のセクシャリティを自認する人が多いのも特徴です。
「自分が人と違う」と、自分自身と周りの友達との性自認の違いを認識し、そこで生じる様々な葛藤や焦燥を経験し、人生や社会の壁を実感することが多いのです。
当事者がどのような実感を抱いたかを、実体験から読み解き、全セクシャリティの子供たちがより良い教育を享受するためにも、実際のデータの収集が欠かせません。
各地の研究者が、こうした分野について研究し、教育現場に生かすことのできるノウハウの構築を実行してくれれば、そのノウハウを用いて、現場の教師の皆さんに適切な指導を実行して頂けるのではないかと思います。
なお、現在、下記のHPで、LGBT当事者の皆さんの学校生活に関するアンケート調査を行っております。貴重なデータの収集にご協力頂ける方は、よろしくお願い申し上げます。
2014/01/24 12:01 | nakahashi | No Comments