今日は動画の紹介を1本。
ジャグリングをはじめ、
ステージ上におけるエンターテイメントというのは、見ているお客さんの想像を上回る驚きを提供するパフォーマンスが
よいパフォーマンスです。
笑いは「裏切り」……なんて言葉を聞いたりしますが、
とにかく、見ている人の予想を超えていく。
これができると良いパフォーマンスができます。
よいジャグリングを見ると、その人に対して、
「頭おかしいんじゃないの?」という誉め言葉が送られます。
この「頭がおかしい」というのは、普通は悪口で使われる言葉ですが、
ジャグラーのショーを見た時に送られる「頭おかしい」というのは、かなりの賛辞であると言えましょう。
今日は、そんな頭のおかしいジャグラーの動画です。
http://www.flowcamp.net/
flow campは、9/21~23に浜松の天竜区(浜松と言っても、僕の住んでいるところから1.5~2時間車を走らせなくてはならない)
「春野山の村」というところを借りてやるパフォーマンスアートのイベント。
体育館の中でやるジャグリングとはまた違って、
アウトドア、自然の中でやるジャグリングなイベントです。
日が暮れるまでジャグリングなどなどを行い、
日が暮れた後はライトアップされた道具や火を使った道具を使って
その光や音に酔いしれるというイベント。
この手のイベントは実は僕は参加したことが無いのですが、
今回はもしかしたらチャンスがあるかも。(まだわからない。)
さて、そんなイベントのプレイベントとして、
実行委員の皆様が浜松で宣伝を兼ねてパフォーマンスをする! というので、
行ってまいりました!
コンタクトジャグリングの名手チュゲさん、このブログでも何度も紹介した日本を代表するマニュピレーションアーティストおこたんぺ。さん、そして、「神のポイ使い」の異名を持つ実行委員長yutaさんという非常に豪華な面々!
さらに、ゲストとして酔月さんというパフォーマーが参加されていました。
写真とか一切ないので感想を書いても感動が伝わるかどうか、ですが……。
会場となったslow porchというお店は客席の数が10はあると思うけれど20はないくらいの
ショーをやるにしては少し小さめのところではあったのですが、
逆にパフォーマーをものすごい近くで見られる贅沢な舞台とも言えます。
フィッシュアンドチップスが美味しかったです♪
パフォーマンスが始まる前に、ステージのわきに赤色のバケツが置かれる。
……こ、これはまさか……
チュゲさんのマジック&コンタクトジャグリングの会場の温めから始まり、
おこたんぺさんのリング、おこたんぺさん&チュゲさんの光を使ったマジック、yutaさんのグローポイと続きます。
流石は世界の第一線で活躍されている方々で、
こんな贅沢なパフォーマンスをこんな間近で見てしまっていいんだろうかという感じ。
パフォーマンスからの距離、本当に1mとかそんな感じ。
パフォーマーの息遣いすら聞こえてしまいそうな緊迫と迫力の交じったステージでした!!
そして、yutaさんの次に出てきたのは酔月さん。
や、やっぱりーーーー!!!
ファイヤーパフォーマンスだーーー!!!!
(※赤いバケツは緊急消火用の水)
いやー、まさか、
室内でファイヤーやるとは夢にも思っていませんでした。
もう、目の前40cmくらいのところを、炎がごぉっ!と通るんですよ。
下手したら炎で殴られるかと思うくらい。
素晴らしく悩ましくて艶めかしいパフォーマンスに、とても見とれてしまいましたねぇ。
ああ。僕のつたない文書では
感動が伝わらない(^^;
ファイヤーパフォーマンスや、グロー(光の)パフォーマンスというのは、
youtubeなんかでみると (↓はyutaさんのファイヤーポイ)
こんな感じなのですが、
実際の目で見ると、光や炎が残像を描いて
それはそれは綺麗な円や形を描くパフォーマンスなんですよね。
flow camp本体では、きっと、そういう素晴らしいパフォーマンスが目白押しで見られるのではないでしょうか?
flow campはなかなかアクセスが大変なところにあるので、
けっこうな覚悟をしていかなくてはならないところとは思いますが、是非ともお勧めしたいイベントです。
「二足のわらじ」というやつで、
僕は方やシステムエンジニアという職業をしていながら、
もう一方では大道芸のパフォーマーをやったり、
ジャグリングの大会に出場したりしています。
それは凄いことなのかどうなのか、
当事者である自分にはわからないですが、
少なくとも、大道芸人やジャグラーとしての成功は、
僕にはまだ距離が遠いなぁと思っています。
この時期、
ヨーロッパやアメリカでジャグリングのイベントなんかも行われているし、
twitterのタイムラインでは、色々な海外でパフォーマンスする
パフォーマーさんのツイートを見ることができます。
流石にシステムエンジニアとして平日に仕事がある身では、
パフォーマンスの為何日も休みをもらって
海外に行くということはできないでしょう。
いや、できるのかもしれないけれど、
それをやる勇気は僕にはありません。
逆に、プロとして大道芸・ジャグリング一本でやっているわけではないので、
仮に自分のパフォーマンスのやり方では生活をちゃんとすることができるくらい
稼ぐことができなかったとしても、
自分がやりたいようにやれるというメリットもあります。
(それを活かせているかどうかはまた別の話ですが。)
ジャグラーとして、パフォーマーとして
本気で成功したい人ならば、
やはりその道一本で生きていける人の方が強い……のではないかなぁと
思います。
この夏休み、
ほぼ新作のパフォーマンスを作るためだけに費やしました(^^;
僕は、平日はサラリーマン、休日はジャグラー(or大道芸パフォーマー)という2足のわらじをはいている男ですが、
例えば、会社の忘年会や、夏祭りなんかで時々出演させてもらえることがあります。
そういう直接的な意味ではないにせよ、人前で何かしらの発表をしなくてはならない時などは、
「人前に慣れている」ので、声の出し方なんかは多分普通の人が人前で発表する時よりも手慣れているのではないのではないでしょうか。
……こんなことを書いていると知られたら上司や同僚に失笑を買ってしまうかもしれませんが……
ともかく、僕は自分では、「趣味が仕事に活かされているなぁ」と思えることは多少はあります。
逆に、仕事を趣味に活かす、ということもできるのではないでしょうか。
例えば、僕は毎年3月にジャグリングの大会を企画していますが、
それに向けたタスクの一覧をエクセルなんかに書きだして、進捗度合いを管理したりとか。
今なんかはキャラクターグッズを作ろうと企んでいるのですが、
原価の計算や販売ルートをどうしようかなど、
多分、今の仕事に出会っていなければ適当にやって、「ああ、いくらかわからないけれど多分儲けていたんだろうなぁ」
程度で終わっていたんじゃないだろうか。
(※や、普通の人ならそれができて当然だと思うんですが、僕の場合は色々人間として基本的なことができていない男なので…)
今、新しいネタができつつあります。
そのネタを実現させ、最初の披露の焦点は8/31に定め、
進捗管理をしてみると、けっこうギリギリな感じです。
でも、是が非でも間に合わせたいので、頑張りたいと思います。
我が家にもジャグリングをするドラゴンがいますが、
世界中を探してみると、芸達者な動物たちがいるものです。
まずは日本の安佐動物園のクマ。
棒を振り回します。スタッフジャグリングか?
首の後ろとか使えることに気づいたら、
もっと凄いことができるようになるかもしれません。
玉乗りするインコ。
完全に楽しんでますよね、これ。
ジャグリングにちょっかいを出すネコ。
いやー、世界は広いですねぇ。
更新が空いてしまいました。
ここ2週間で参加したイベントのレポートを簡単に。
7/13 JCJC (Japan Contact Juggling Convention) @代々木公園
投げないジャグリング「コンタクトジャグリング」のイベント。今回で7回目だとか。
コンタクトジャグリングというのは、数あるジャグリングの中でも
比較的新しい勢力だと思っています。
昔、海外でコンタクトジャグリングのイベントがあると聞いたとき、「うそぉ!?」と思わず笑ってしまったものですが、
もはやジャグリングをする上で欠かすことのできないもの。あの時笑ってしまった自分がむしろ恥ずかしいです。
ワークショップやフリーパフォーマンスもあり、
また、コンタクトジャグリングというものがそこまで広い空間を必要とするものではないため、
40人ほど参加人数がいたように思いますが、その割にはあまり目立つことのない開催だったのではないでしょうか。
僕はと言えば、
主に参加者とのダベりに終始しており、
そこまで熱心な練習はしませんでした……
というか、そういうダベりこそがこういうイベントの醍醐味だと思っています。
酒が無くても話で盛り上がれるなんてすばらしいじゃないですか。
この日は、友達の家に宿泊する予定だったので早めの離脱。
イベント自体は7/14も開催されていました。
7/14 C++(棍棒祭 + バウンスの集い) @電通大体育館
クラブジャグリングの集い(通称棍棒祭)が、バウンスボールの集いも吸収してパワーアップ!
僕がついたときには、既に「棍棒神決定戦」が行われており、
名うてのクラブジャグラーたちが
みんなの前でジャグリングを行っていました。
途中から見たものの、
クラブジャグラーのレベルも、その後始まったバウンスジャグラーのレベルも、
やはりというか、日本のジャグリングレベルの飛躍的な向上を象徴するかのように
素晴らしいものでした。
体育館がとても暑くて練習に集中できなかったのもあるのですが、
左手首を痛めていた所為で、あまりワークショップなどのイベントや、
クラブコンバットなどのゲームへの参加は消極的になってしまったのが残念でしたが、
ここでも気の合うジャグラー同士で仲良く駄弁ることができました。
ようは、二日間ずっとダベリ続けて終わってしまった、といっても過言ではないかもしれません(^^;
7/20 「目指せ! スーパージャグラー!」 @アリオ北砂
こちらはイベントではなく依頼で行ったお仕事。
ショッピングモールの一角にジャグリング体験ゾーンが設けられ、
そこで誰でもジャグリングを経験できるというオープンなイベント。
その中でデモンストレーターとしてシガーボックスを披露する、というお仕事でした。
怪我もあって、しばらくブランクがあったので
ちょっと演技に不安がありました。
結果、ジャグリングとしてはまあまあだったんじゃないかなと思うんだけれど、
何しろ喋りがイマイチで。
ここのところ舞台に立ってMCをやることがなかったから、
それこそ「ウィットに富んだ」話ができなかったものかと。
以前までは率先してMCするくらい喋りが好きだったんだけどなぁ。
こういうのも、やっているうちに昔の感覚を取り戻していくんだろうけれど、その機会もあまり多くないし。
定期的に「竜半」も人前でやっていく必要性というのを感じましたね。
いかんせんやる機会は不意にできたりするので。
アリオ北砂での一コマ。
5クラブもあんまり続かなかったなぁ。ブランクを取り戻さなくては!!
ある発表会を聞きに行くという用事がありまして、
その発表会の内容も面白かったのですが、
ゲスト講演者として元日本代表のソフトボールの監督、宇津木妙子さんの講演がありました。
宇津木さんと言えば、
北京オリンピックの時の名解説が印象に残っている人ですね。
講演の内容は、宇津木さんの略歴を交えながら、
「選手がついてくるには、リーダーとしてどういう風な心構えでいるのか」
というテーマの内容でして、実に力強い言葉での迫力のある講演でした。
ジャグリングでも、
例えば日本なら海外ゲストのインタビューワークショップの時間などはかなり大人数の聴講者がいるし、
僕がアメリカに行ったときに受講した我が心の師匠クリス・クレモ氏のインタビューワークショップは
内容が英語ながら、実に共感する部分の多い、素晴らしいものでした。
ソフトボールにしろ、ジャグリングにしろ、
「その道を極めてしまった人」には、その人だからこそ見えているものがありますよね。
それは、
その人にしかわからない経験上からの直観的な……
例えば、「トレーニングは1日サボると5日くらいは後退する」のような……
ものもありますし、ちゃんと論理的に理由があって説明できる……
例えば、「本来なら演技は成功率95%以上の技だけで構成すべきだが、そうすると成長が遅くなるから重要ではないショーのときに70%くらいの成功率の技も入れてしまう」のような……
ものもあります。
その道を極めている人たちと言うのは、
そういう「その人だからこそ見えているもの」を多く持っているものだと思います。
自分では意識していなくても、実は肌で感じていることについて
こうして、極めている人たちが言葉にしてくれることによって、
「ああ、なるほど、確かにそうだ」
と、自分の道が間違っていないことを確認できますし、
まったく自分と反対のことを言われたとするならば、
「そういう意見もあるのか……」と胸に刻んでおき、
自分のアクションに取り入れてもいいし、
もしも現状の自分の進む道と違うならば、参考程度ということにしておき、何か躓いたときに振り返ってみるのもいいかもしれません。
例えば、ジャグラーだからと言って、「畑違い」の人の話が参考にならないということはありません。
その人の言葉を、ジャグリングに置き換えれば得られるものも非常に多いのではないでしょうか。
むしろ、ジャグリングだけをやっているだけでは気づかないことに気づくチャンスがあるかもしれません。
Junk Stageもありがたいことに、
かなりその道を極めていらっしゃる方ばかりのコンテンツです。
流石に全記事を読む時間というのはないのですが、
あるいはふと気が向いたときに最新の記事を読むことで何かヒントが得られることがあるかもしれません。
(と、ちょっとゴマをすっておく……)
月並みな話で
「そんなもんわかってるっ!!」って人も多いかもしれませんが
自戒を込めての記事でした。
先日のニュースより。
サッカーの日本代表が、ブラジルワールドカップへの出場を世界で一番乗りで決め、
歓喜に酔いしれたサポーターたちいっせいに渋谷の交差点で騒ぎ始めたところ、
警備の警察官が、 「皆さんは12番目の選手です」「そういう行動はイエローカードです」
「怖い顔をしたお巡りさん。皆さんが憎くてやっているわけではありません。心の中では出場を喜んでます」
などと非常にウィットに富んだ言葉で交通整理を行い、場を和ませ、小競り合いを引き起こすことなく
その場を見事に整理したんだとか。
その警察官、通称”DJポリス”には警視総監賞が送られるんだそうで。
動画でも拝見させてもらいましたが、確かにうまい具合に誘導していて素晴らしかったと思います。
「ウィットに富んだしゃべり方」が出来る人と言うのは僕も正直うらやましいです。
大道芸でなくても、バンドのMCや、イベントものの司会者やまとめ役の人が
ちょっとウィットに富んだ言葉をしゃべれたりするとイベントそのものが面白くなったりします。
まあ、こういうのがうまい人がMCや司会者を任される傾向にありますけどね。
大道芸的に言うと、その場では「アドリブ」のように見えて、
実は以前にも似たようなことがあったものを使ったりすることもあります。
(勿論初回はアドリブであることもありますが。)
つまり、起こるべきハプニングを最初から予測しておいて、
それに対する引き出しを多く持っておくことですね。
「ハプニング」というのはいつ起こるかわからないですが、
起こったハプニングが以前同様のことであり、対策がなされているのであれば
(あるいは、初回「アドリブ」でうまく行っているのであれば)
うまい具合に対処できることかと思います。
これは大道芸やジャグリングにおいてだけではなく、普段の日常生活でも同じことが言えると思います。
例えば、飲み会などでうけた話を、別の機会の飲み会でも披露してやっぱりうけたら、
その後はその話があなたの「鉄板」ネタになっていくことでしょう。
先の「話の上手い人がMCになっていく」という話にもつながりますが、
そうやって経験すればするほど、上手くなっていくものだと思います。
あなた自身の経験に基づくものではなかったとしても、例えば人の話だって参考になると思います。
家にテレビが無いのでテレビを見ない僕ではありますが、
しゃべりの面白い芸能人の話というのは聞いていると、絶妙な「間の取り方」をしていて、知らず知らずのうちに
真似しているように思います。
(因みに、僕が「話し方がうまいなぁ」と思って特にあこがれているのはくりぃむしちゅーの上田晋也氏と
北海道の誇る「水曜どうでしょう」でおなじみの大泉洋氏です。)
多くの人と話して、経験をつんでおき、引き出しを多く持っておくこと。
これがいざと言うときの「ウィットに富んだ話し方」ができるポイントなのでは無いかなぁと思っております。
人生初MRIを経験いたしまして、
結果としては骨折ではありませんでした。
靭帯を傷めて……と言われたのですが、早い話が捻挫なのかな。
まだペットボトルを開けることもできない
(あけようとすると痛みが走る)ので、
ジャグリングにどんな影響があるかは未知数です。
この怪我のせいで、
楽しみにしていたイベントを二つもパスしてしまったので、
あまり土日が楽しくなかったです。
まあ、何かしらの依頼が入っていなかっただけまだましでしょうか。
あまりにも楽しくなく、暇なので
ずっと真・女神転生IVをやっていました。
いやー、久々ですね。
ひとつのゲームをここまでじっくりやったのは。
女神転生シリーズをまともにやったのは今回が初めてですが、
色々な神話に出てくる神様や悪魔とともに
戦うことができるのが何しろ楽しいです。
というわけで、あまりジャグリングと関係のないエントリーでした。
池田洋介さんという方がいます。
このブログでも、何回か名前を出させていただきましたが、
僕にジャグリングとは何ぞやということを教えてくれたジャグラーであり、
凄腕のパントマイミストであり、マジックやっちゃうエンターテイナー。
かと思いきや、某予備校の数学講師もされているという方。
僕の最も尊敬するパフォーマーの一人です。
でも、やっているパフォーマンスはジャグリングともパントマイムともマジックとも言えないような、
逆にその全てとも言えるような
まさに彼独自の路線を突っ走っていらっしゃる方。
そんな彼の新作の動画が凄いと
今、パフォーマンスのジャンルを超えて話題になっています。
「天才」のなせる演技とはこういうことを言うのではないでしょうか。
本当に是非とも多くの人に見てもらいたいなぁ。