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2013/12/31

 私は今現在は特に師匠についている、とかレッスンを
受けているということはありません。でも芸術の世界では
常に師匠に就くことは大事なことだ、とも言われています。

 ジャズをやりたい、と思い立ってネットで検索して初めて通ったのは
吉田ジャズピアノ教室でした。
ここで、ジャズとは何か、、色々なことを学びました。発表会
ではプロのベーシストとドラマーが来てアドバイスしてくれ
ましたし、その中で出会った方々と後々共演することにも
なりました。
 吉田先生は時に厳しくもありましたがいつもニコニコと笑顔で
「楽しく弾けるのが一番ですよ」と言ってくれました。まだ
司法試験を受けている最中だったので「ジャズの道に行って
ほしいと思ったこともあったのですが。。。」なんてメッセージ
をいただいたことも。。。すっかり今はジャズの道に入って
おります、師匠!

家が遠くなってしまったこともあり、通わなくなった教室ですが
その後少しづつ外の(お店の)セッションにも通い始めました。
そこでも具体的に書くとキリがないくらい色々なことを学び
ました。「うまい人と一緒にやりなさい」というアドバイスも
いただきましたが、プロの人と一緒にやることはもちろん、
アマチュアの方とやった時にも得ることは沢山でした。

大先輩のミュージシャンの方に声をかけていただいて、一緒に
ライブをやったこと、これも本当に良い経験でした。今考える
と、ジャズのジャの字も知らない未熟な私によく声をかけて
いただけたな、という感謝の気持ちでいっぱいです。
何よりライブという本番の緊張感の中で教わることは、自分
ひとりで練習するよりも何倍も何十倍もありました。

今も、先輩ミュージシャンの方との共演はもちろん、
年下であっても、経験年数が下でも、共演者から学ぶことは
沢山あります。それぞれ様々なバックボーンを持ってジャズの
現場に集まる共演者からは本当に刺激を受けます。
自分の知っている音楽なんてほんのほんの一握りです。

そして、さらにはお客様からも学ぶことが沢山あります。
一番客観的に聴いてくださる、ジャズ好き音楽好きの方々の
意見、感想、そして知識の広さ。。。

さらには、自分で自分の演奏を客観的に評価して改善して
いくことも大切です。このときは自分が自分の師匠かな(笑

クラシックをやっている頃は、特定の師匠について必死に
くらいついていくことが大切でした。ジャズの世界でも
そういった師弟関係で結ばれている人たちも沢山いて、
うらやましく思うこともあります。

でも今の自分にとっては毎日与えてもらっている演奏の場
一つ一つから沢山のことをもらさず吸収することが一番大切かな、
と思っています。

2013/12/31 08:05 | toyama | No Comments