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2013/12/16

先日、2014年秋入学予定者向けのskype入試の準備を行いました。

日本で試験を受けることが出来ればいいですが、費用の面でなかなか難しいものです。

したがって、我が大学ではskypeを用いた入学試験を実施しています。

 

入学試験ともなれば、どこで開催しても定められた試験における規定は守らなくてはいけません。

skypeを用いるので、第一にネット環境が十分である必要があります。

インドネシアでは、公共施設・レストラン・コンビニ・スーパーなど大抵の場所に無料wi-fiが設置してあり、比較的容易に携帯やパソコンでネットを使用できます。

ゴロンタロにおいても同様ですが、非常に回線が遅いです。

これは大学施設内でも同様です。

例えば、私が日々連絡をやり取りしているヤフーメール。

就業時間になると繋がらなくなります。

狙い時は深夜・早朝・昼休み・お祈りの時間です。

メールを開けても添付ファイルがあるとまたまた時間がかかります。

 

そして次に挙げられる問題が、停電です。

今は雨季に突入し、時間帯を問わず大雨が続いています。

こうなると、停電が起こらなくてもまずネットが使用不可になります。

豪雨だと停電が起こってします。

例えネットがダウンしていなくても、停電になれば結果は同じです。

 

skypeに対応できるネット回線を確保するためには、晴れの日であっても大学ではなかなか難しいというのが私が今まで生活してきて実感した結果です。

私は停電になったりメールチェックすらできなくなったりした場合には、すぐにcaféに移動します。

私が知る限り、ゴロンタロで一番ネット回線がいいです。

 

しかし、入学試験をcaféで実施するわけにはいきません。

試験会場として、人が出入りしない静かな場所である必要もあるからです。

例え大学ですばらしい速度のネット状況であっても、上記の規定が守れないのです。

インドネシアの文化でしょうか?

どこに行っても、車内や店内から大音量でビートの効いた音楽が流れています。

事務所でカラオケもしていたり、パソコンでイヤホンもつけず音楽を聴いていたり。

人の会話の声も非常に大きいです。

このような騒音(ごめんなさい)から受験者や試験場所を守るすべがなく、大学構内での試験実施は出来ないのです。

 

上記の規定を守れる場所はどこか。

skypeに対応できるネット環境と静かな場所。

ズバリ、ホテルの一室です。

ゴロンタロ市内だけでも、大小10以上のホテルがあります。

小さいホテルだと、室内でのネットが出来ないことが多いです。

室内でネットができ、回線に問題がないホテルと言うと2つしかありません。

クオリティーホテル(Hotel Quality)かマグナホテル(Hotel Maqna)です。

JUNKSTAGE160

JUNKSTAGE161

両ホテルは英語が出来るスタッフがいるので、日本人の方がでも安心して宿泊できます。

マグナホテルはゴロンタロで一番大きなモール(Matahari)と建物続きなので、買い物は便利です。

各種アルコールを取り揃えているのは、クオリティーホテルです。

 

今回の試験会場には、私の独断と偏見でクオリティーホテルを選択しました。

去年の第一回skype入試もクオリティーホテルだったこともあります。

そして何より格安料金で部屋を借りることが出来たからです(笑)

このskype入試には、ネット回線チェックが試験の数日前に行われます。

このネット回線チェック日、いつも通りの大雨でした。

このホテルは自家発電機があるので停電しても大丈夫ですが、自家発電してもネット回線は復活しません。

タイミングよく、チェック時間に停電となってしまいました。

待つ、と言う原始的手段しか残っていないのですね。

今回の停電は30分弱で復旧してくれたのでよかったです。

電気が使えるようになったからと言ってすぐにネットが使用できるとは限りません。

これも待つこと10分弱。

やっと、ネット回線チェックの開始です。

それでも、途中で何回もストップしてしまいましたが…

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

本番はまだ数日後ですが、時間を早朝にずらしていただきました。

ゴロンタロタイムで7時開始です。

7時だとまだネット回線も大丈夫だろうと言う、思惑です(笑)

受験する生徒は非常に緊張していますが、私としてはネット状況が不安で仕方ありません。

ゴロンタロにおけるインフラ整備もまだまだ不十分だな、と改めて感じるこの頃でした。

2013/12/16 10:37 | sayaka | No Comments