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2013/11/19
秋の森は点描の森、
緑一色だった森は、
誰かが絵の具で点描の森に描き変え、
うすあけ色の森を歩いていると、
優しく誰かに見守られている季節、
誰かが秋の森を、
一つ一つ描いたような、
優しい秋の森
秋の森を散歩していると、
ママが急斜面にうすあけ色の葉を見つけて、
秋の森の色はメグスリの木の紅葉が一番奇麗と口に出し、
いつまでもいつまでも、
見えなくなるまで振り返っています、
朝、日の出前の青い森に出て、
昨日ママが好きだと言っていたうすあけ色の若木の前に立ち、
持って来たシャベルとツルハシで、
木の根の周囲を落ち葉をかき分けながら掘り始めます、
夏の台風、冬の木枯らしから身を守る為、
根は四方八方に伸び、
それを探し出しては斧で根切りをします、
若木が揺れ出し、
周囲をさらに掘り進めると、
若木はとうとう地面から離れます、
根切りの終わったメグスリの木を、
肩に担いで林道を引きずり、
森の中のママの庭の中を引きずり上げて、
山小屋の前まで運んで来ると、
『パパ、有り難う、掘って来てくれたんだ!!』
声のする方を見上げると、
山小屋の二階の窓から、
ママが顔を出し、
朝日の中で、
庭にいる私に向かって手を振っています、
今朝は秋の森の中に庭に、
ママの好きなうすあけ色の点描を、
誰かが描いたような、
森の朝です。
2013/11/19 08:39 | watanabe | No Comments