« コラム更新に関するお知らせ | Home | ☆2013/11/7 SALSA PARTY vol.3 en Relaciones!! »
自然を大満喫したオーストラリア旅行の最終日、
Perth北のWaveRockからの帰り道、ちょっとした町に寄ってティータイム。
同じテーブルに座ったおばあちゃまに近いおばさまとその連れの女性と世間話。
あなたたちどこから来たの?と私と友人に聞くおばちゃま。
日本からよ!と私たち。
お友達同士なの?と聞かれ、ええ、と。
それから、おふたりはどういう知り合いですか?と聞き返す。
ちょっと不思議な間があって、
長い話を短くするとね、、と前置きがあって、
She is my granddaughter’s step-mother.
彼女は孫娘の義母なの!、と。
一瞬、何がややこしくて、長い話になるんだ?と、考え、
なるほどー、息子が子連れで再婚した奥さんね、と理解。
I see! ははーん、と頷いたら、おばちゃま達も、ふふっ、と笑う。
その時はそれで何も考えず、日本に戻ってきてから、友人にその話をする。
すでに詳細な記憶も、正確にどんな言葉だったかの一字一句も残っていない。
で、本当にそういう話だったか、一抹の不安が。
孫娘の母なら、自分の息子の奥さんなので、
She is my son’s wife でも、my step-daughter でもいい。
ちっともややこしくない。
それをわざわざ、孫娘の義母、と言ったのは
息子に娘ができ、何らかの経緯で再婚した奥さんが一緒に旅行している方、ってこと。
もしくは、
孫娘が息子の娘なら、何らかの経緯で孫娘が実母について行き、
更に何らかの経緯で実母ではなく、その義父の連れ子となり、
義父が再婚した奥さんが、今一緒に旅行している女性、ということもありえる。
そうなると孫娘は血のつながりのない両親と暮らしていることになり
それなら観光ツアーに来れるぐらいの財力があるおばちゃまが引き取るだろう。
または、
孫娘が娘の娘なら、何らかの経緯で孫娘が実父についていき、
その再婚相手が今一緒に旅行している女性
むむむ、この可能性はあるぞ!
はたまた、何らかの理由で息子か娘がその子ども(孫娘)を手放し、
里親がその女性、という可能性も。
でも、その場合でもやっぱりおばあちゃまが引き取ると考えられる。
改めて思ったのは『my』 をつける家族には血のつながりがあり、
そしておばあちゃまの血は孫娘までつながれ、
家族関係はその血の優先順位で語られる、というところ。
おばちゃまに娘や息子がいてもいなくても、孫がおらず、
連れの女性がおばちゃまの結婚相手の連れ子なら、step-daughterでいい。
孫娘がいなくて、息子の再婚相手なら最初の奥さんだろうが何番目だろうが
my son’s wifeでいい。
でも血のつながった孫娘がいる。
おばちゃまと息子と連れの女性の関係の他に、
孫娘と彼女の関係も盛り込んで説明しなくちゃならない。
だから、
She is my granddaughter’s step-mother.
おばちゃまには血を分けた孫娘がいて、
孫娘と連れの女性は血は繋がっていないが、今、親子関係にあり、
それがふたりが一緒に旅行することになったきっかけ、ということ。
結局あの時、そこまで深く突っ込んで聞かなかったし、I see!と言って、
そうなのよ、と笑い話で終わるぐらいだから、おそらく息子の再婚相手なのだろう。
けれど、今落ち着いて考えれば、娘の前夫孫娘引き取り再婚説もある。
もう少し深く聞いて確認すれば良かったなぁ、とちょっと反省。
でも、こんなふたりが一緒に旅行に行くぐらいなのだから
孫娘は少なくとも大事にされているのだろうな、と思う。