« | Home | »

2011/03/01

スポーツイベントはスポンサー無しには成り立たない程、スポンサーとスポーツイベントはお互い必要不可欠な関係ですが、大金を払ってまでスポンサーをする効果はどれほどのものなのか?スポンサー料として払う以上の物を、スポンサー企業はスポンサードから得ているのか?

まず、スポンサー権料を払うと、試合会場に看板を出せたり、リーグやクラブのロゴを使えたり、「スポンサーしている」と言う事を文字で表現出来たりする権利を付与されます。それだけでもある程度の効果はあるのですが、スポンサー権を最大限活用しているとは言えません。

スポンサー権料を払うメリットとは、その権利を最大限に利用して自社のプロモーションに活用しない事には中々感じる事が出来ないかもしれません。ただ看板を出すだけでなく、せっかくロゴや名前を使える権利を得たのだから、それを使わないと。

しかし、そのためにはスポンサー権料以外に、プロモーションを行う費用がさらにかかります。ただでさえスポンサー権料に莫大なお金を投資しているのですから、そこからさらにその権利を活用したプロモーションとなると、なかなか難しいのも事実です。

そして、スポンサー権を活用してプロモーションを行える体力はあるものの、様々な他の権利に縛られるがゆえ、権利を活かせない。なんて事も起きてしまうのが、権利ビジネスでもあるスポーツビジネスの世界と言えます。

スポンサーとは、スポンサードしてからのアクティベーションがとても大事なのです。

2011/03/01 12:27 | shinsuke | No Comments