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2013/08/23

ネットの相談サイトで、こんな質問を見つけました。

「ネイルをしている人の手料理をうまく断るには?」

これは無視できないトピックです。
数年前のやり取りのようでしたが、興味深々に読んでみました。

なんでも、質問者は友人から手料理を振舞われる約束を控えているようで
それ自体は歓迎しているものの、どうしてもその友人がしているネイルが気になるとのこと。
もともと自爪ではない手でされた料理に抵抗があるとのことでした。

その応答は複数ありましたが、どれも「私もです!」といった内容で
正直驚きとともに考えさせられました。

以前から私は
「ネイルをしていたって家事炊事はこなせる!」と
声高に主張しています。

想像は出来ていたものの、実際このようにズバリと面と向かって否定されることはなかったわけです。
裸の王様のようでいやはやお恥ずかしい。

こういったことは価値観や観念のお話ですし、
単純明快にどちらが傍から見ていて好ましいかといえば、
料理に限っては特にこの意見に軍配があがると思います。
実際にそのネイルが剥げる剥げない(料理に混ざる混ざらない)という次元ではないシンプルなイメージの問題であるのです。

たとえ鼻息荒く、いつもの私の主張をしたとしても
それはそうかもしれないけれども、と言われてしまえばそれまでです。

拙いながらも料理が嫌いではない私は、訪問してくれる方々に時には当然のように手料理を振る舞います。
もしその中に、この質問者のような意見の方がいたとしたら…。

それは我慢をさせてお気遣いを強いたことになります。
私としてもそれは不本意です。本当に申し訳ない。

ではどうしたら良いのだろう、とパソコンの前で唸ってしまいました。

他人に不快な思いをさせないことも大切な美の要素だと、常々思っています。
しかしネイリストという職業柄もあるわけで。
このバランスをとるにはどうしたら良いか、ここ最近のモヤモヤトピックです。

2013/08/23 12:07 | makiko | No Comments