« | Home | »

2013/08/15

こんにちは。
みなさん、熱中症は大丈夫でしょうか? 連日気温が高いのでばてないように充分にお気を付け下さいね。(←わたしも一回なりましたがホントに死ぬかと思いました。。。)

さて、今日はタイトル通り、風俗嬢にとって一番怖いこと、の話をしたいと思います。
この時点で想像がつく方は経験者じゃないかなと思うんですが、答えは「お茶」です。
お茶を挽く、イコール全く一人もお客様につかない日。
これが風俗嬢にとって、最も恐ろしく、怖いことだとわたしは思います。

病気じゃないの?という方もいるでしょう。
でも病気は、少なくとも接客をした結果です。
お茶というのは、「わたしは風俗嬢である」と思うことすら、許してくれない。

完全個室で、誰も来ない部屋で、朝から晩まで一人きり。
誰にも求められず、性を売ると云うある意味極限の覚悟をしているのに、それを買ってもらえない辛さ。これは、経験者なら分かってもらえると思うのですが、本当に辛いし、大げさに言えば生きてる価値も感じなくなります。
勿論、これが連続6出勤のうちの1日だけ、とかであってもです。

自分が“商品”ですらなくなる、性を売っても裸を売っても誰にも買ってもらえないという事実を直視するいたたまれなさ。

不思議なことに、売れている風俗嬢は心を病みません。
常に忙しいですし、売れている子は売れている子同士で付き合うから遊ぶ相手も場所も選ばないし、鬱になるほど暇じゃないのです。

でも、お茶が続くと、鬱になります。
たった1日なら「今日はしょうがない」と思えるけど、連日お茶だとお店から出勤拒否をされることもあります。売ることすら禁じられる。これは、本当に、辛くて死にそうな気分になるのです。

風俗嬢の中においても差別はあります。
売れている子は、売れてない子を差別する。
「あたし風俗嬢だし」と言いつつ、「でも買ってすらもらえないあの子よりは全然マシ」と思ったりする。それに対して売れてない子は反論のしようがないのです。事実だから。
自らを商品として棚に並べる覚悟をしたのに、買ってもらえない、デッドストック化している自分のことを、自分が一番分かっているから。

わたしはもう風俗の世界からは足を洗っていますが、ときどき、お茶を挽いた日のことを恐怖と共に思い出します。
すくなくともわたしにとって、これは一番怖い経験でした。
うーん、うまくまとまんないけど、風俗嬢ってこんなこと思うんだ、程度に読み流してもらえればと思います。

 

2013/08/15 06:48 | chica | No Comments