« 信頼関係 | Home | 行けば気にいる鞄がある、そういう革の鞄屋 »
早いもので、セルビアでのプールのフリーダイビング世界選手権終了からはや一ヶ月が経ちました。そうこうしているうちに、次は海洋種目の世界大会。先日7/25、AIDA Depth World Championships 2013の代表選手が決定しました。 時期は9月、開催地はギリシアのカラマタです。
●AIDA World Championship 2013(海洋個人戦)日本代表メンバー決定!
海洋競技の世界選手権、私は2年前に初の代表選手として参加して来ました。今回は2度目のギリシア大会となります。今回私が出場する種目は
・コンスタント・ウェイト・ウィズ・フィン
(略称CWT:フィンをつけて垂直に潜る種目)
・フリーイマージョン
(略称FIM:ロープを手繰って垂直に潜る種目)
の2種目です。私の本命は何と言ってもCWT。モノフィンをつけて青い海に融けるように、吸い込まれるようにぐんぐんと潜る種目。フリーダイビングには色々な種目がありますが、私はほぼCWTのためにフリーダイビングをやっている、といって良いくらい一番大好きな種目です。
ギリシアの海は真っ青で、時に-40mほどの透明度もあります。この海で再び潜れることが、とにかく楽しみです。
(2011年カラマタでの私のトレーニングでの映像)
実は今回の選考に残った私の公式自己ベスト-57mはちょうど2年前のギリシア大会で達成した記録です。大会出場前の私の当時の公式自己ベストは-50mでしたが、現地の最終練習では-54mを何度か成功しました。ところがこの後突然風邪をひき大会当日までの3日間完全レストを余儀なくされたのです・・・。
当日朝にはどうにか回復し、「えいや!」と一発集中で潜りました。結果+3m、-57mの自己ベスト達成という、自分としては大満足の結果を得て帰ることが出来たのが、2011年の世界大会でした。詳細はこちら。
ところが、この後記録は停滞中。簡単に達成出来ると思っていたあと3m、-60mが・・未だに達成出来ていません。というわけで、この3mはおあずけのまま、再びのギリシアとなりました。
さて実は私、本業では一日の休みも惜しいITベンチャー企業で全力投球奮闘中です(意外にも?)。本当はギリシアのギの字も入り込む隙がないところ、特別なお休みを貰っての、今年一回限りの海外遠征一本勝負となります。
青い海とオリーブのカラマタまで、あと一ヶ月半。毎日がとても貴重です。トレーニングにかけられる時間は日々とても限られていますが、たった一本に向けた地道な毎日が、ギリシアに繋がっています。このプロセスを今、とても楽しんでいます。
そして今年はどんな青い色に会えるのか、楽しみにしています!
photo by Sachiko Iizuka, Sep 2011, Greece, kalamata