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先月末にアップする予定をうっかり忘れてしまい慌てて手を加え完成しました。
多忙に多忙を重ねていると、こういうことになります。
いけませんね。
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来月に控えた参議院選挙について書き連ねてみたいと思います。
今回の選挙はめずらしく、憲法の取り組む姿勢が、争点になっています。
従来、憲法は票に結びつかないと言われてきましたが、
情勢の変化もあって、憲法を変えたいという人も、今のままでよいと言う人も、(改憲派、護憲派)、
中には加憲(かけん)派の人もいてなかなか面白い。
ただ、私としては、それよりも、医療(その周辺含む)のあり方がもっと争点になって欲しい。
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私の願い。
医療費の個人負担の軽減(今の半額)。
健康診断は無料で受けられる施設や、(診断内容の)
中身の充実をお願いしたい。
リハビリや介護なども重要です。すぐにできることは、
施設や労働環境を良くすれば必ず充実します。
医薬品の高額な薬価のあり方を考えて欲しい。
一方、医薬品の開発にかかわる優秀な人材育成も含め、
世界に「医薬品は日本製」と呼ばれるような戦略を立ててみてはどうか。
これらを実現するには財源は、消費税のアップ分を回し、防衛費のわずか数%を回せばできるのではないか。(私的な試算)
「戦車400両、護衛艦48隻、戦闘機260機」
これは、これから防衛庁が10年かけて調達する「お買い物リスト」と呼ばれているものです。
ゼロにしろとは言いませんが、なんだか悲しい数字です。
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医療費の負担のあり方には今までも、こちらで考えを述べてまいりました。
アメリカは、自己責任論と、国家に管理されたくないという国民性もあり、
国民皆保険制度は先進国で唯一ありません。
日本はその対極にある制度と国民性です。
何が良いのか悪いのか一概に言えませんが、この日本では、
アメリカ的な保険制度や医療のあり方は馴染まないということです。
ですから、日本全体で、どういう医療制度のあり方が最も私たちに幸せをもたらすのかを、
真剣に考えないと、誰もやってはくれない。
憲法は、国の権力の暴走を防ぐ役割があります。
確かに大切な問題です。
ただ、それも生きていればの話で、病に倒れ余命いくばくもない人には、
改憲派も護憲派も関係ありません。
真正面からこの国も医療制度を語れる政党、候補者が複数表れ、
国民的議論がなされることを私は期待しているし、
今回の選挙はそういう争点であって欲しい。
私も一個人ではありますが、願うばかりではなく行動に移したいと考えています。
皆さんが投票される際に、少しでもお役に立てれば幸いです。
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