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ワハーー、
今年もやって来ました、ミッレミリア!
毎年のごとく、
フェラーリがまず続々と登場します。
「世界の金の半分がボンコンヴェントにやって来たぞ」
なんてとなりにいたおじさんがぼやいていました。
半分はまあ、言い過ぎだけど、
これだけ集まれば見応えありますよね。
フェラーリに続き、
クラシックな感じが続々、
古いのに未来を想像させられます。
デザインもいいですねー。
このレースの私の楽しみは、
日本人ドライバーを捜すこと。
こんな小さな街でこんな大きなレース、
そこで日本人同士出会えるなんて素敵じゃないですか?
そんな期待を裏切らずに毎年来てくれるのが堺正章さん。
今年も出会えてとっても嬉しいかあちゃんです。
さて、
またまた小さな街のフェスタへ行ってきました。
今回はセッレディラッポラーノのセッレマッジョです。
このフェスタ、
街の人たちがフェスタの間の一週間は、
現代的なものはすべて隠され、
中世の衣装で中世の暮らしを再現しているのです。
街に入るすべてのポルタには守衛がいて、
通ろうとすると
「シャキーンッッ」と音をたてて開けてくれます。
パン屋さん、お菓子屋さん、酒場なども
再現していますが、
器やグラスもすべて陶器で出されます。
その中でも一番魅了されたのはこちら。
毛狩りした羊毛から、
どうやって色を染めて糸を紡いでいくかを実演してくれています。
こちらは色粉の作り方の説明。
すべて自然の鉱物、植物、または動物の骨などで出来ています。
この色粉で糸、布などの染色、
ガラスや陶器の色付け、壁画、
また薬にも使っていたそうです。
こちらは正しく薬ですね。
それにしても綺麗な色。
中段左の3つはシエナの色、
中段右はヴェネツィアの色と、
イタリア独特の色もありますが、
たとえば下段の左端、
血の赤と呼ばれる真っ赤な色は、
マダガスカルでしか採れない石をひいたもので、
当時から絹や食料とともに、
色の輸出入も沢山あったそうです。
シエナの色、地味ですよね。
壁も屋根も大地も、ぜーんぶこんな色のシエナ県に、
私も来た当初は、
「地味、、、、、」と思ったもんですが、
今では、
だからこそ自然の色が生きるのではないかな?なんて思います。
http://www.serremaggio.it/index.php?option=com_content&view=article&id=2:ciambragina&catid=2:festa-di-ciambragina&Itemid=8
こちらのページの下の方、
SERREMAGGIO IL VERO MEDIOEVO
のところからお祭りのビデオが見れます。
5月もなにかと忙しいですね。
そんなときは
アカシアの花の
フリットと、
出来立てのサンブーコジュースで休憩、休憩。
どちらも甘くて美味しい!!