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2013/04/30

新学期の忙しさに追い立てられていたら、また月末になってしまいました。なおです。

先月、タモンが文系院生の整理術を話題にしていたので、なおも「整理術」について書いてみたいと思います。

タイトルは、あくまで日本文学研究者(見習い中)「と」整理術で、日本文学研究者(見習い中)「の」整理術、ではありません・・・

つまり、なおには、紹介できるほどの「整理術」がないばかりか、日々、部屋に埋もれた本と資料を探しています(そうして、貴重な勉強時間が削られる・・・涙)。良い方法があれば、是非教えていただきたいです。

とはいえ、「整理術」を色々試してはみているのです。 試してはいるのですが、片付かない。片付かないどころか、日々、本と資料は増え続け、部屋を埋め尽くしてゆく・・・ひどいと雪崩が起こる(汗)

なおが片付けが下手なせい、というのはもちろんなのですが、大きな理由として、「捨てられない」という事情があります。

私たちの仕事上、「断捨離」とか、 「ときめかない」本は捨てるとか、そういうわけにはいかないのです。

論文や発表では、「研究史のまとめ」を求められることもしばしばあるので、自分が関わっている分野の先行研究は出来るだけ手許に置いておきたいところです。

なおは、自分の論旨を考えている時に、「ときめかない」先行研究論文をついうっちゃってしまい、いざ先行研究に言及する際に、探しまくる、最悪もう一度図書館にコピーしに行く、などという目によく遭っています(自業自得)。

「ときめかない」文献を二度目にコピーする時の敗北感といったら!(自業自得ですが・・・)

本当に、「ときめかない」文献を片っ端から「断捨離」出来たら、部屋も心もすっきりするでしょうね(遠い目)。

自室で、文献を探すという非効率を改善しようと、もう何年もトライ&エラーを繰り返しています。「整理術」の本も買ってしまったり(そしてまた本が増える・・・) だいたい「整理術」の本には、先ず真っ先に、読まなくなった本や書類は処分すべし、と書いてあります。それだけ、スペースを取り、しかも部屋にごちゃごちゃした印象を与えるのが、本と書類なんでしょうね。嗚呼。

しかし、本と資料をたくさん手許に置いておかなければならない文系の院生でも美しく効率的に暮らしている人はもちろんいます。そういう方々に共通しているのは、

①デジタル化を上手に行っている

資料をスキャナに取り込んでPDFで管理したり、自作の蔵書目録を作って、どこに何があるか分かるようにしたり。小さな自分専用の図書館を作る感覚。

②家での勉強に固執しない(図書館や研究室の活用)

書籍の購入は、基本的な文献に留めて、毎日図書館で勉強するという方も。

ということでしょうか。

なおは、ネット上で公開されている論文を読む時には、プリントアウトしないと読みにくい!!という、キンドルとか絶対に使えない人種なので、①はなかなか難しいのです。でも、部屋の中で資料を探し回る手間を考えたら、PDFファイルを読むときにプリントアウトした方が手間は少ないかも・・・という気も。 ②は妙案なのですが(生活のリズムも整うしね)、急に「あの資料が見たい!」という衝動にかられた時(たいてい夜中の0時を廻っている)に不便です。学問は夜に深まるので(正確には「深まる場合もあるので」)、これはちょっと困ったことです。

結局、研究上に必要な本や資料以外を処分するしかなさそうです。残りのゴールデンウィークで多少改善出来ると良いのですが・・・

文系研究者で、片付けられない人、という極めて限られた人にしか興味ない話題で(しかも全く役に立たない)失礼しました。万が一読んでくださった方が、万々が一文系研究者とお付き合いすることになって、その人のお部屋が・・・・・・という状態でしたら、「文系研究者に断捨離はムリだもんね」と、あたたかい目で見守ってあげてください。

ちなみに、タモンも諒も、特別に片付けが得意なタイプ、ではないように見受けられますが、「なおが断然ひどい」という点では、3人の意見が一致するのではないかと思っています。

もう一つ、どうでも良い情報ですが、「らっこの会」のバーナーは、なおの本棚の一部です。もちろん、実物より美しく見えるよう、かなりの演出が施されています。

2013/04/30 07:42 | rakko | No Comments