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先月末から今月の上旬にかけ、私の教授がインドネシアを訪れました。
教授はここ数年、毎年訪問しており、ゴロンタロ大学だけでなく様々な大学に行っています。
今回は生徒同伴ではなく、教授お一人での訪問とあって気が楽そうでした。
私は途中から教授に同行し、以前会議を行ったガジャ・マダ大学、バリ観光を経てゴロンタロ大学へ向かいました。
ガジャ・マダ大学では、祭日であったのにたくさんの先生方に集まっていただき、今後の交流について話し合いを行いました。
翌日には世界遺産であるボロブドゥール遺跡を巡ります。
毎年来ていたにも関わらず、教授は初めての観光!
遺跡のスケール大きさや歴史に思いをはせず、どんな種類の岩石を使っているのかと、観光地に来てまでも熱心に岩石観察していました。
その翌日にはバリに移動し、キンタマーニ高原にあるバトゥール火山博物館見学へ。
ここは、私も行きたかったので大変楽しみでした。
あいにく日曜日で閉館時間が早く、閉めようとしているところギリギリセーフ滑り込み。
交渉して見学させてもらいましたが、あまり時間をかけて見て回ることが出来ませんでした。
ショック!!
そのあとは、バトゥール火山を見ながら昼食を食べ、外輪山についていろいろお話を伺います。
※外輪山…カルデラの縁にあたる尾根の部分。有名なものは阿蘇山。
次の日には観光を終えて、ゴロンタロに向けて出発します。
今回のゴロンタロ大学での目的は、来月の日本訪問の最終打ち合わせ・共同研究の目的確認および調査内容の議論・分析機器の初期設定です。
共同研究の内容確認や今後のゴロンタロ大学および愛媛大学の交流については、様々な先生方に会議に出席していただきました。
共同研究のメンバーの先生方とは1人ずつ個別でも話し合いも行いました。
分析機器の初期設定は、まず部屋作りから始めました。
この機器は24±3℃の環境が第一条件です。
クーラーが設置してある部屋に置いてあったものの、窓が開いていたりドアの下に隙間があったりなどしていました。
温度計で室内気温を計ると30℃をこえていました。
クーラーついていたのに…
ビニールシートで窓や隙間をすべてふさぎます。
待つこと2時間以上…
やっと27℃になり、スタートします。
日本では当たり前の事でも、ここでは違います。
ゴロンタロ大学の先生方・生徒さんには初めての経験です。
と言うことは、ゴロンタロ大学で初めて分析機器を設置し管理すると言うことです。
現在は1日に3回の温度チェックを行っています。
上記したように、来月は日本訪問です。
私も同行することになり、大変楽しみです。
新たな協定を結ぶ予定で、さらに交流が活発になることを願うばかりです。