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2011/02/20

バレエにはオープンクラスという制度がある。
クラスの大体のレベルの目安はあっても、誰でも受けられたり、
今日は〇〇スタジオのA先生、明日は☆☆教室のB先生という風に、
そこに所属していなくてもスポット的にレッスンを受けられたりする。

固定の先生についていると、自分の骨格や筋力、クセ、得意、不得意、
調子・・・等よくわかってくれているのでレッスンを受ける側としては安心感がある。

対してスポット受講だと、上記のような判断情報が一切ないので、
時には自分が迷うような注意を受けたり、その先生のレッスンに慣れていないので、
変に力が入ってしまったりもする。

どちらもいいことだと思うし、両方やったほうがいいことだとも思う。
スポットで受けていいなと思えば固定でその先生に師事してもいいわけだし。
初めて習う先生に大きなヒントをもらったことは何度もある。
音楽ではどうかというと、オープンクラスは・・・ないでしょう。
少なくとも私の辿ってきた道にはない。
大概、「〇〇先生門下」のような形で固定の先生についてレッスンする。

違う先生に教わるといえば、
「□○△音楽講習会」とか「◎◎音楽セミナー」みたいなのを受講するとか、
後は公開レッスンを見に行くとか体験レッスンをするとか、バレエのように気軽に
違う先生のレッスンを受けることはほぼ不可能。

講習会なども一週間とか期間が決まってたり、受けるにはオーディションが
あったり、あるいは海外の場合は渡航費や滞在費などがかかってかなりのお値段がしたり・・・

音楽の場合、特にクラシックの場合、基本的に個人レッスンが多いので気軽にあちこち、
という具合にはいかないのだろう。先生も(特に大御所の方々は)スタジオや教室に
属しているわけじゃないし、先生も生徒も個人レベルだから特に難しい。

でもこの21世紀、レッスン形態はもっと進化すべきだと思う。
いろんな先生についていろんな意見を聞く。
レッスンを受けることがもっと近くなる。
そうしたらクラシック音楽ももっと人口が増えて発展しそうなのに。。。

2011/02/20 12:45 | aimi | No Comments