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2013/03/30
魚と話というか意志の疎通が出来るというとかなりオタクでやばい人のように聞こえるかもしれませんが、仕事上毎日水中にいる方が長く、相棒になるのが魚なので長いことガイドをしていると手に取るように解り合えてきます。
初めの頃は姿を追いかけ回すだけでしたが、だんだん慣れてくると目を見ているだけでどんなことを考えているのか判るようになります。その感覚が解ってくるとお互いに会話があり、「こっちに来るなよ」と言いながら牽制したり威嚇してきたり、または「あんたは誰だ〜〜」と奥の方から恐る恐る覗いていたり、まるで本当に人間の感覚のように接してきたりします。こちらも「すみません、写真撮らせてもらいます」とか「もう少し近寄ってもいいですかね」などなど言いながら接したり、捜し物が見つからないときなどは「どこに隠れた〜、お願いだから出てきて〜」などとぶつぶつ言いながら探していると「はい、ここに居ますよ」と姿を現して答えてくれたりもすることがあるので、こちらはすごく助かっていたりもしています。
このようなスタイルでのダイビングをメインで続けていると普通に水中で良く聞こえるように喋ることが出来たりするので、見せている生物をライトで照らしながら話しかけているとゲストにもよく聞こえたりるようでその場で笑われたり、頷かれたりと面白いリアクションがあったりするので、気をつけているのですが、癖になっていることはそう簡単に止められないみたいです。
皆さんも水族館など行かれたときには良く見ていると話しかけている魚がいたりしますよ。
今回の魚:アカネダルマハゼ
エダサンゴ類の奥の方に生息している種で、奥から覗いている姿が何ともいえません。
2013/03/30 11:06 | nihei | No Comments