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2013/03/31
私は
コマの曲芸を仕事にしておりますから
江戸時代から続く
「曲独楽」〜コマの曲芸〜の話を
浮世絵(錦絵)を元に
見直してみるということを
ずっとしております…
息子にせがまれて
曲独楽を教えたり
仕込んだ新しい小道具を試運転する日々…
そんな中で
錦絵に描かれている曲独楽師を見ると
人が生きていく上で
何を自分の支えとして
一生の時間を作っているんだろうと
しばしば考える機会があります。
江戸も末期になる頃は
芸人も
技術的に高い人と
さほどでもない者の差が
「武士の日記」や、「奉行所の記録」「寺社開帳記録」として残っていることがあるため
今時のタレント業と同じように
「話題になるならない」
有事には
これが命をつなぐ糸になる事もあるんだ、と
思い知りました!
情報を把握する力があるか無いかも
一個人が世の中を切り抜ける時の貴重なワザなのだと
先人の生きざまに
学ぶところが大きかったです。
芸人の生き方として考えると
経済的に守られ過ぎても×
世の中と関わらない程に専業化するのもマイナスです!
だから
私はきっと
演芸好きなお客様の来る東京の寄席を離れて
愛媛県の内子町に来たんだな、と思います。
私は生き生きしております!
2013/03/31 04:53 | miya | No Comments