« 今夜!! 2013/2/1(金)伝説のソネーロ達のLIVE!! | Home | ウサギの臨床研修 »
ちょっと前にも書いたことだけど、
その昔、俺は勘違いしてたのよ。
世界を股に掛けるスーパー・ミュージシャン達に憧れつつ、
自分には、プロ・ミュージシャンになれる実力もセンスもないと諦めつつ、
それでも、演奏したくて演奏してた。
コレは、学生時代だから許されることだとも思ってた。
音楽は、ステージの上のスーパー・スターと客席のファンの関係上にあると
思い込まされていた。
当時、ちょっと気の利いた腕前のアマチュア・ミュージシャン仲間達は、
行楽地やビヤホールで 所謂『箱バン』のアルバイトをセミ・プロやプロの人達に混ざってやってたりしたもんだが、
当時は、魂を売り渡したクズ共がやってること。みたいな大間違いな偏見を持ってた。
俺達のポピュラー・ミュージックは、
憧れのスーパー・ミュージシャンと客席の俺達の間のみに成立してる!と思い込んでた。
しかし、大人になるに連れ、
大衆音楽史を学び、外国を知り、
世界中で脈々と息づいてきたクラブやレストランでの音楽を知る様になった。
箱バンなんて、バカにしてたもんだが、ソレは大きな間違いだった。
お客様方が、愉しむ為の、踊る為のバンドには、大衆音楽の生々しい栄光があった!!
音楽は、いつも側にあるのだ!!
今、俺は&俺達は、Salsaの源流Cuba音楽 のSonを演奏するバンドで演奏してる。
このバンドは、踊って愉しむ人達のためのバック・バンドだし、
出張パーティーの箱バンだ。
例えば、今!!大人の俺が最高に憧れてる『Sones de Oriente』という素晴らしいグループに出会うまでずっと勘違いし続けてきたし、
学生時代以来のバンド活動を Cubaの『Son』という様式で演奏し始めるまで 勘違いは続いた。
今! お客様方に楽しいひと時をお過ごしいただく為に演奏してる。
ソレは、自らの『演奏したい!!』 という熱烈な欲求とともにある!!
超ホントのコト。
スーパー・スター達って当たり前だけど、猛烈にスゴイぜ!!!
まず!! あいつら!! どこまでも いっつも本気だ!!
TVで観て、CDで聴くより遥か、
クラシックもブルースもジャズもロックもAKBもプロ野球選手もコメディアンも鬼気迫る様な命懸けの全力でパフォーマンスしてる!!
様々な世界のプロ達の本気度には、遠く及ばない。
しかし、Cuba人達、Brasil人達、沖縄の人達の日常の演奏を至近距離で体感した人達ならば、わかると思う。
確かに、演奏にも研ぎ澄まされた技術が必要だ。
しかし!! 本当に人々の心にリアルに届くのは、技術じゃない。
『演奏したい!! というステージからの熱烈なエネルギーなのだ!!』と言えると思う。
『愉しいひと時をご一緒しましょう♪』という人として当たり前のホスピタリティーとも言えると思う。
ステージのホストは、『愉しいひと時をともにする楽しい人達でなければならない。』との言えると思う。
『あなたも一緒に、歌って♪ 踊って♪ 愉しくお喋りして♪ 参加して♪』という環境つくりも大切だ。
今! お客様方に楽しいひと時をお過ごしいただく為に演奏してる。
ソレは、自らの『演奏したい!!』 という熱烈な欲求とともにある!!
自分達が演奏できる喜び。
お客様方に愉しんでいただく為の様式に出会えたこと。
誇りに思う。
とても幸せである!!
今夜も話が長いな。。。
サラリーマンを辞めて、自営の仕事をはじめた時、屋号に悩んだ。
冗談で、『ハイ!うっかり商事です♪』と名乗って遊んでたのを、
創成期のメンバーが面白がり
そのままバンド名にしてしまった。
勿論、演奏技術に自信のない
日本人的 謙虚(卑屈???)な精神からもあったさ♪
サルサ系音楽のライブ、クラブ、レストランなんかで、散々浮かれまくって、踊りまくって、過ごしてきたメンバー達の集合体だから、むしろ大衆ダンスのサルサには、自信があったワケさ。
それで、最初のコピーは、
『日本一踊れるバンド!! (俺達が)』だった。そんなに嘘じゃないぜ。
バンド活動を開始して約5年かな???
バンドの存在意義を模索しつつ、
バンドのコンセプトを調整&後からの理由付などしてきた。
今言うなら、
『Salsaの源流であるCubaのSonの大有名曲の数々をストレートに演奏するスタイルがウケて人気者になったラテン・パーティー・バンド!!
うっかり☆ソンは、踊って愉しむ皆様方の普段使いのバック・バンドです♪』
みたいな感じである。
う~ん。話が長いな。。。
うっかり☆ソンは、ラテン音楽の初心者バンドだ。
しかし、実は、音楽という大きな意味では、そんなに素人でもない。
リーダーの俺、父親がギター弾きだったから、子供の頃から側にギターがあった。
今迄、素晴らしいミュージシャンだった実績はないが、経歴だけは長い。
社会に出ても、音楽に関わる仕事をしてたし、楽器のプロ ショップにも居た。
大会場の音響技術は、持ち合わせてないが、小スペースでの音響技術においては、かなりのプロのハズである。
うっかり☆ソンの演奏は、演奏技術レベル以上に良い音で再生されてるハズだ。
vo.のエイミーは、正真正銘のプロ音楽家である。
ピアノと声楽のパフォーマーであり、先生だし、おまけにバレエの先生なのだ。
あんなに音程の良い歌手が他のどこのバンドに居る???
パーカッションとヴォーカル、コーラスのyukoは、
Cuba人ダンサーのアシスタントも務めるパフォーマンス慣れしてる人物なのだが、流石!! と思わせるのは、しっかりと準備をしてくるところだ。
考えてもみてくれ。
何曲ものスペイン語の歌詞を暗記すること自体大変だぜ♪
この人は、吸収欲もあれば、修得力も高いのだ。
Tresの学は、実はピアノもギターも上手い。
さらに!! 詳しくは、公にできないが、実は、音楽制作の仕事をしてる人なのだ。
Bassのトミーは、ロックからこの道に入り、真面目にジャズに取組んでた若人だ。
ある時、ラテン音楽の素晴らしいベーシストに出会い!ラテンの勉強を始めた男だ。
若いトミーには、まだまだ、いくらでも前途がある♪
ボンゴセイロのマンゴーは、
俺にしてみりゃメンバー達の中でも最も付き合いの長いひとり。
穏やかな人柄&うっかり☆キャラクターのイイやつだ。
楽器に関しちゃズブの素人だった。
はじめは、手拍子しさえマトモではなかった。
サルサ・ダンス・レッスンに通ってる多くの殿方と同じ様に手拍子さえマトモにできないリズム音痴だった。
だけどね!早くからこの音楽の魅力に取り付かれてたこと、
(とはいえ、ダンスは手拍子みたいにリズムも悪くなかった。)
しかも、葉巻、ワイン、ラム等には、目利きが利く男なのだ。
なかなか素晴らしい触覚を持ってる男なのだ。
と、実はタレントが揃ってる。
特にエイミーとyukoなんかは、
長年 様々なパフォーマンス等をしてきてるもんだから、
『今は!主役として パフォーマンスを提供すべきとこ!!』
『今は!お客様方相互で 愉しい時間を創り出してもらう環境を整える時間!!』
と使い分ける能力が身に着いてる。
ど~だい!? 素晴らしいフロント・マン達だろう♪
俺達は、Salsa系のナイト・クラブ、ライブ・レストラン、それから、ダンス・パフォーマンスもダンス・レッスンも、、、
その他 いろんな切口でSalsa系音楽のライブ、パーティー、イベントなんかを愉しみまくってきちゃってもんだから、
自分達が企画・運営パーティーの価値は、『俺達が遊びに行っても、愉しいのか???』ってトコだ。
自由に過ごさせてくれるイメージが 湧かないパーティーなんて いらない。
俺達の運営するパーティーに遊びにきてくれるお客様方が仰ってくれる。
『うっかり☆ソンの演奏は、イマイチだと思う。だけど、うっかり☆ソンのパーティーはとても楽しい!!』
本当にありがたい!!
とあるラテン・バーのママさんがいつか仰ってくれた。
『本当にお客様方のこと考えてくれるバンドは、うっかり☆ソンだ!!』
そんなことはない。
お客様方に楽しいひと時を過ごしてもらうために全力で取り組んでる多くの先輩方に出会い!!そして模倣してる。
先輩方には遠く及ばない。
しかし!! 嬉しいではないか!!!
俺達は、パーティーの企画者、運営者&演奏者であるが、
お客様方&仲間達と一緒に美味しく飲んで、笑って、踊って浮かれ騒ぐ集団なのだ♪
俺達は、ライヴ・バンドじゃない。
パーティー・バンドなのである。
素晴らしいお店や素晴らしいバンドを観て&体感して育ってきたパーティー・バンドなのである。
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ある程度は、狙ってた。
しかし、今ほど明確ではなかった。
後からついてきたコンセプトだ。
しかし、今のところイイ グループではないか♪
と自画自賛中である♪
『うっかり☆ソン』は、素晴らしいメンバー達に恵まれ、
そして今のところ後付のコンセプトが成功してると思う♪