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2013/02/01

いやはや、もう二月ですか?速いものです…。こちらは1月18日より新年度の職員会議週間と思ってましたが、実は25日からでしたwwというわけで、今週が今年の仕事はじめでした。とは言うものの、先週からチョコチョコと小さい会議が入ってましたので、仕事始めというほどでもないんですが…。

さて、私、鈴木は今の学校に移ってきて3年目に入ります。職員会議月火水と三日出席しましたけど、昨日今日(木金)と自主欠席いたしました。精神健康上のためwwww。

トンガ生活6年目ですが、実はまだまともにトンガ語がしゃべれません。というか英語でももどかしいのに…。しかし会議が99.9999%トンガ語。というわけで最初の自己紹介タイム(笑)で、「6年目だけどトンガ語はほとんど理解できてないので、必要なこと、重要な件は英語か日本語でよろしく!」と牽制入れておきましたが、そんなのお構いなしでトンガ語全開wwww。この三日間完全にシカト状態だったので木金は諦めて、欠勤。ま、きっと誰も追求することはないだろうけど、何か言われたら反論できるだけの武装はしてますので。だって、彼らは「英語は母国語でないんで」というけど、それを理由にトンガ語にするなら、ここにいる日本人にとってトンガ語は母国語でないどころか、第三言語ですよ?皆さんが日本で日本人でやってる会議に座ってるのと変わりませんから…。

さて、トンガという国、実は長期滞在者に対しては辛い面もあります。あっ、自分がこちらの団体、会社等の従業員である場合ですけど。でも、実は凄くトンガ的であると共に、日本的でもある気がするわけです。その辺が面白かったりもします。

ちょっとネガティブな書き方になりますがご容赦ください。そして、僕が思って書くことはあくまでも「僕の主観」であることもお忘れなくww。

トンガはキャプテンクックが18世紀(だったかな?)に世界一周した際トンガに立ち寄り、受けた歓迎、ホスピタリティに感銘を受け、「フレンドリーアイランド」と呼び、今でもトンガ人のアイデンティティの根幹にあるようです。全く同感です。

しかし、

大歓迎してくれますが、実は受け入れたあとの放置プレーっプリもなかなかwwwww。表面的に優しく、ケアしてくれているようですが、実は、裏で何考えてるかわかりやしない。腹の内はそう簡単に外人には見せませんね。結婚とかすると話は違ってくるんでしょうが。6年目にしてこういうこと書きますが、まぁ、数ヵ月過ぎるとわかりますね。なぜかというと、

「日本人だからwwww」

実はフィリピンでもソロモンでも、ちょっと似たようなことを感じましたが、実はトンガも日本もフィリピンもソロモンも島国なんですよね。よその国の文化を簡単に受け入れるけど、それぞれの独自の文化には固執し続ける感じ?悪く言えば「美味しいとこ取り」。地続きで文化を共有できない、それぞれが軽いガラパゴス状態。

ただ日本とそれ以外の島国の決定的な違いは

「英語を共通語としてる」

日本は教科書から何まで日本語で生活することに成功した素晴らしい島国です。フィリピン、ソロモンは国内に10以上の言葉が存在し、国内でコミュニケーションとれない状態なので共通語として英語を使ってる。トンガは国内ほぼトンガ語で統一されてますので、そういう意味ではより日本的。しかしトンガ・ソロモンは経済的理由により他国の援助に頼りっぱなし。特に教育関係はNZ、豪、米抜きには成立しないといってもいいほど。なので、教科書はそれらの国の教科書をそのまま使っていたりします。彼らの大好きな映画(ま、DVDですけどね)も、テレビも上記の国のもの。さすがにニュースはトンガ語と英語半々でやってますけど。トンガ語の字幕など見たことないです。

というわけで日本人からすると、トンガ人もネイティブばりの英語話者。でも、英語は母国語ではないというわけで、本物のネイティブが来ると、一気に腰が低くなるwwwww。日本の場合、外人が来ると、とりあえず逃げとく?wwww。ネイティブでないといっても、英語で仕事が成立する国なんです。なのでネイティブたちは普通に、容赦なく英語をガンガン使うし、トンガ人たちも英語になる。

対日本人に対してはどうでしょう?基本的に最初は英語を使ってますけど、歓迎しときながら、一気に弱者の立場に叩き落とされるのです。そんなにガンガンしゃべれませんからね。もっとも日本人は、基本的にはおとなしいし、経済的人的援助してるし、トンガ人と仲良くやってるので表面的にはリスペクトしてくれますけどね。

ま、こう考えると、今の世の中、英語がしゃべれない島国の民はホント弱いなぁと…。

新年度開始早々、いきなり鬱気突入という感じのスタートです。ま、そういうもんだと思ってるので、僕は自分なりに学校のルールに外れない程度に、自分勝手にやらせてもらいます。

そういえば、今年はじめてだな、職場に外国人が僕だけという状況は…。だからみんな安心してトンガ語なんだ…。

あっ、短期滞在者、旅行者は安心してください。思いっきり大歓迎してくれますよ。その辺は安心してフレンドリーアイランドを満喫してください。彼らも負けないホスピタリティーで返してくれますから。

2013/02/01 12:48 | suzuki | No Comments