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札幌は今、雪祭りです。海外の方もたくさん来られています。
雪像を観るにはまあ暖かい天候でよかったですね。
そんな中、イヤー、よかったです、石川県の口蹄疫に似た症状の15頭の牛は検査の結果陰性だったとか。動物の病気を扱う専門機関、国際獣疫事務局(OIE、本部パリ)は今月、日本を口蹄疫の「清浄国」と認定した。農林水産省はこれを受け、国産牛肉の全面輸出再開に向け働き掛け強化に乗り出したばかりだっただけに、また出たらどうしょうかと・・・・・
「石川県志賀町(しかまち)の放牧場の牛15頭に11日、口蹄(こうてい)疫感染の疑いのある症状が出た問題で、県幹部は12日、遺伝子検査の結果、陰性だったことが分かったと明らかにした。農林水産省は写真で見た限り感染の可能性は低いとしていた。」という報道があり、ほっとしました。
感染の疑いがあったのは県農業開発公社が管理する富来放牧場の雌15頭。口内の水ぶくれなどの症状が見つかったのですが、全部殺処分するとしたら230頭くらいの規模になるところでした。
地理的にも韓国に近そうだし、もしやと心配しました。その韓国ですが、もう殺処分は牛と豚をあわせて320万頭を越しました。その数たるや、牛は約15万頭で韓国の飼養頭数の5%、豚が約310万頭で飼養頭数の32%です。大変なことです。韓国では当然豚肉の値段が高騰しているみたいです。すでに、全土に感染していつどこで止まるか、全くわかりません。どうなるのだろうか?
さて、話はぜんぜん違う方向にいきますが・・・・・渡辺淳一氏の作品の中でも、もっとも思いテーマで書かれたのが「神々の夕映え」だと思います。北海道のある地方都市の病院に、元大学病院の医師が外科医として働いているのですが、その病院に入院している治癒の見込みのない、患者や過去の患者における体験や事件とからめ、人間の生命と死について書かれています。
そこには、安楽死が重要な問題として取り上げられていますが、主人公は治る見込みのない患者とその家族との狭間で、苦悩するでもなく、努力するでもなく、何となく死と言うものを結果としてやむを得ないものとしかとらえず、本質を避けて医療活動をしているように描かれています。しかし、それは時として周辺に「奇妙な医師」としてとらえられるようになり、過去に手術をして今障害を持って「生きている少年」とその母に会う決意をして遠い地に赴き、そこである想いに行き当たる。
とでも言えるのか、僕には分かりませんが・・・まあ、とにかく面白い小説だと想います。
「いのち」をテーマの番組でNHKのBSでやっている「いのちのドラマチック」は面白いですね。劇団ひとりさんがMCで青山学院の教授の福岡先生がいのちのメインとした様々なテーマについて解説するのですが、とても面白いです。
たまたま、昨日観た放送では生物の改良についてがテーマだったと思います。ご存知のとおり、ブルドッグはマスティフ系の犬種で、イギリスに於ける800年にわたる改良の結果今の姿になったとか?犬種名はブル(雄牛)と闘争させる競技(ブルベイティング)に使われた事に由来するとか。
ブルドッグは必然的にこの闘技に都合の良い体形、性格に改良されて行く事になり、口吻を短くし、鼻が口先から後退して上を向いている事で、牛に噛み付いた時に呼吸が楽にできた。
「下顎を発達させる事により、噛み付く力を増強した。短足で体高を低くする事により、牛の角による反撃の際にすくわれないようになった。牛の角によるダメージを小さくするために皮膚がたるんでいる事を良しとし、断耳もされていた。首を短くし、重心を前躯に置く事により、噛み付いた牛に振り回された時の遠心力を小さくした。」
その結果、骨盤が狭くなり、分娩は100%帝王切開です。もちろん、胎児の頭も大きいせいもあります。
もう、イギリスでは100年以上前から闘犬は禁止されたので、そこからまた改良が始まっているのでしょうが。
改良は否定しませんが、やはり人間が作ったものに対しては「責任」が生まれるのだと出演していた高校生の口からでたときは驚きました。僕の高校の頃とはえらい違いだな・・・