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2012/12/22

先日Junkstageのパーティでも私のこのコラムへの反響をいろいろいただきましたが、やはり圧倒的に「体臭の話をもっと!」という声が多いのですよね。ご期待にお応えし、今回もまた体臭に関してマジメに(?)思考したいと思います。

そもそも私はこのコラムを「普段はあまり書けないようなディープなことを、みなさんとシェアする場」と捉えていますので、友達が減らない程度に明かしていきます (^^) どうぞ今後ともよろしくお願いしますね。

女性はふだんから、匂いに敏感になる機会が多いです。シャンプー、化粧品、アロマ、などなど。料理に親しむ方は、香りにも敏感であるはずです。

そのため男性の匂い(臭い)にもひときわ敏感です。

それを男性も知っているのか、男性の体臭に関する悩みは多いですね。だからといって西洋人がよくやるように、香水で体臭をマスクするのにも抵抗がある方も多いのでしょう。

そんな方には、是非以下のことを実践していただければ幸いです。

(1)重曹で洗濯物を洗う

「洗濯物の香りがいい男性って、無条件に好きになっちゃいます!」 

テレビで人気ある女優さんがこう発言したそうです。(ゴメンナサイ、名前忘れました。)確かに、清潔であるはずの洗濯物がクサイと、男であっても女であってもげんなりしてしまいますよね。

海外の洗剤の香りが日本とはずいぶん違うのにお気づきになったことはありませんか? 西洋人、特に男性は体臭がきついので、洗剤にはムスクの香料が大量に使われています。これが生活排水に大量に流れ出し、河川を汚すので、魚は大丈夫なのか・・・などの議論がニュースで上がっているほど。

また、洗濯機も高温設定ができるようになっており、白いシーツやシャツなどの色を保つため(=汚れをきちんと落とすため)、90度で洗います。まちがって色物をこの温度で洗ってしまうと、洗濯物が全てグレーに変色してしまうので注意! 

このように西洋人も大変な努力を払って汚れをこそぎ落としております。

さて、高温設定もできない日本の洗濯機。洗剤をいくら使っても、何度洗っても、匂いが取れない・・・ということありませんか? とくに家干しの方。

そんな場合は、「重曹」を洗剤代わりに使ってみてください。100円ショップにも売っており、分量はパッケージに表示されています。私はよく大さじ1杯を入れ、その分洗剤を減らします。体臭の元である汗は酸性なので、重曹が中和してくれるのです。最後に香りの良い柔軟剤を使うと相乗効果が高いですね。

洗っても洗っても、ニオイが気になる・・・という洗濯物の中には、菌が住んでいると考えましょう。洗濯物をいちど酢に通してから洗います。そうすれば、洗濯物の中に住んでいる菌類が死滅します。そしてその常在菌は、人それぞれ違います。臭い服と自分の服を一緒に洗うのは、避けましょう (^^;)

(2)精神的・肉体的なゆとりを保つ

嗅覚が鋭いある女性が、交際中の彼の体臭を4つに分類してくれました。

1. シアワセ臭:普段の、その人の香り
2. ケモノ臭:セックスの最中など、興奮した時の、オトコっぽい、いい香り
3. 精神的ストレス臭:恐怖心、不安からくる臭い
4. 肉体的ストレス臭:単なる疲労疲弊からくる臭い

これはなかなか鋭い観察です。私も実感からこのように感じています。科学的・医学的な説明もできそうですが、長くなりそうなので省きましょう。

1や2は、女性からすればとてもいい香りなのです。安堵感ももたらします。

問題は3や4の時ですよね。この類いの臭いって、何をしてもダメなんです。石鹸で落としてもすぐ戻ってくるので、こまめな入浴さえ効きません(泣)

対処法は言わずとも、肉体的・精神的なストレスを減らすことです。しかし時間はかかります。

以前、ムスク系の香水で、じぶんの体臭を引き立ててくださいね! と書きましたね。まずはそのような方法で「自分のニオイはだいじょうぶだ」と言い聞かせ、安心しましょう。実際、不安や恐怖がニオイのモトだったりもするので、だいじょうぶだと思い込む事は(それが思い込みであったとしても)、有効な処方箋です。

その上で、精神的・肉体的なゆとりを持った生活が大事。基本的なことですが、早寝早起き、日常的な適度の運動(特に有酸素運動が良し)、菜食を心がけ、腸内環境を良くして、アルコールは嗜む程度、これらを実践するのが体臭改善への基本です。忙しい方でもこれらの点を気をつけながらの両立した生活ができるはず。

「ねえねえ、今のボク/ワタシのニオイ、どう思う?」とパートナーやじぶんの子どもに聞く習慣をつけると、変化がわかって良いですね! 勇気が要るかも知れませんが、相手だって気になってる事は話したいはず。でも決して自ら話しはじめることができないテーマ。相手に話し始めるきっかけを与えるボランティアだと思って、相手のためにも勇気を持ちましょう。

2012/12/22 12:54 | maki | No Comments