« | Home | »

2011/02/15

今、ジャグリングの世界では「不思議」が国際語になるという
変な現象が起きています。

話題になっているのはこのボール。
海外のどこかのメーカーが、
透明なボールの中に金属製のボールを埋め込んだものを、
“Fushigi Ball”と名付け、販売しているらしいのです。

原理を説明しますと、透明なボールや、表面が磨かれた金属製のボールなどは、
離れて見た時、ボールの回転がわかりにくく、
実際には回転しているのにもかかわらず、「止まって見える」という錯覚を起こしやすいのです。

これを、空中のある一点に保持して、手でぐりぐり回すだけで、
あたかも空中に停止しているように見えるんですよ。
どうですか?

ふしぎー!!!!!

ただ、残念なことに、
デモンストレーターがそこまで巧いわけではないらしく、
僕なんかのレベルならば充分参考になるのですが、
その手のジャグラーに言わせると「あんまりたいしたことが無い」らしく、
“Fushigi”という言葉は、ジャグラーの中では嘲笑の対象と言うか、ネタとして使われてしまっているのが
残念な現状です。

ちなみに、このように、ボールを投げず、
空中で静止させたり、体の上を転がしたりするジャグリングのことを、
「コンタクト・ジャグリング」と言います。
このコンタクト・ジャグリングの話はいずれまたお話しすることにするとしまして、
“Fushigi Ball”のジャグリングを極めるとどうなるか?

日本を代表するコンタクトジャグリングの名手、おこたんぺ。氏の動画をご覧ください。

2011/02/15 10:00 | ryuhan | No Comments