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私の先生が日本に帰った次の日の話です。
『来週から授業開始です』と授業のスケジュール表をもらいました。
すでに私が担当する科目が決まっている上に、スケジュールをもらった時はすでに金曜日。
おっつ!
優雅にコーヒーなんて飲んでる場合じゃないと慌てて準備を開始します。
しかし、もうここに来て1年。
大体の雰囲気掴んでるわっ、舐めんなよっ、ばりの勢いでまずは紙とペンを取り出します。
『私が受け持つ全授業は24日の週から開始します。時間厳守。』
つまり、スケジュールをもらって2週間の余裕が出来たことになるんです(笑)
以前のコラムにも書きましたが、先生が突然知らされる=生徒に情報がいっていない、なのです。
非常に残念です。
実際にまだ帰省している生徒も多く、この事は先生方も周知しています。
私は生徒全員に来てほしいので、情報を掲示します。
そして肝心の24日からの週。
掲示した情報の効果か、全授業でほとんどの生徒が初日から参加してくれました。
参加して“くれました”というのも違う気がしますが(笑)
他の先生方はすでに開始されているので、どうしているかとも思いますが…
初回の授業では、全科目共通の私の授業ならではのルールの説明と各授業の目的・内容を説明します。
ルールと言っても当たり前の事しかないんです。
1.遅刻・欠席しない(合計5回で期末テストを受ける資格なし)
2.筆記用具を持ってくる(ノートを取る習慣がない)
3.辞書持参(理学部長命により英語で授業するため)
これだけ守ってくれたら言う事なしです。
こちらの大学では授業の単位によって授業時間が決まっています。
長い授業は150分と日本の90分授業に比べて気が遠くなります。
ですので、日本のようにチャイムがないのです。
そして教室に時計もない。
以前から設置をお願いしていましたが、もう半年以上経ったので業を煮やしてしまい自ら購入・設置。
そして今回の授業はもう固いこと抜きでいこうと決めました。
ガチガチの数学などを取り込んだ内容ではなく、実験をたくさんやって外に出て生徒にダイレクトに身に付く授業。
これが目標です。
そしたら、何と嬉しいことでしょう。
授業を登録していなかった生徒が情報を聞いて“参加したい”と言ってきてくれるではないですか。
非常に嬉しいです。
そして『地質学科英語学習チーム』までも誕生したらしいのです。
ありがとう、皆!
切磋琢磨し、新しい学期を盛り上げていきたいと思います。