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2012/09/30

私の先生が日本に帰った次の日の話です。

『来週から授業開始です』と授業のスケジュール表をもらいました。

すでに私が担当する科目が決まっている上に、スケジュールをもらった時はすでに金曜日。

おっつ!

優雅にコーヒーなんて飲んでる場合じゃないと慌てて準備を開始します。

しかし、もうここに来て1年。

大体の雰囲気掴んでるわっ、舐めんなよっ、ばりの勢いでまずは紙とペンを取り出します。

 

『私が受け持つ全授業は24日の週から開始します。時間厳守。』

 

つまり、スケジュールをもらって2週間の余裕が出来たことになるんです(笑)

以前のコラムにも書きましたが、先生が突然知らされる=生徒に情報がいっていない、なのです。

非常に残念です。

実際にまだ帰省している生徒も多く、この事は先生方も周知しています。

私は生徒全員に来てほしいので、情報を掲示します。

 

そして肝心の24日からの週。

掲示した情報の効果か、全授業でほとんどの生徒が初日から参加してくれました。

参加して“くれました”というのも違う気がしますが(笑)

他の先生方はすでに開始されているので、どうしているかとも思いますが…

 

初回の授業では、全科目共通の私の授業ならではのルールの説明と各授業の目的・内容を説明します。

ルールと言っても当たり前の事しかないんです。

1.遅刻・欠席しない(合計5回で期末テストを受ける資格なし)

2.筆記用具を持ってくる(ノートを取る習慣がない)

3.辞書持参(理学部長命により英語で授業するため)

これだけ守ってくれたら言う事なしです。

こちらの大学では授業の単位によって授業時間が決まっています。

長い授業は150分と日本の90分授業に比べて気が遠くなります。

ですので、日本のようにチャイムがないのです。

そして教室に時計もない。

以前から設置をお願いしていましたが、もう半年以上経ったので業を煮やしてしまい自ら購入・設置。

 

そして今回の授業はもう固いこと抜きでいこうと決めました。

ガチガチの数学などを取り込んだ内容ではなく、実験をたくさんやって外に出て生徒にダイレクトに身に付く授業。

これが目標です。

そしたら、何と嬉しいことでしょう。

授業を登録していなかった生徒が情報を聞いて“参加したい”と言ってきてくれるではないですか。

非常に嬉しいです。

そして『地質学科英語学習チーム』までも誕生したらしいのです。

ありがとう、皆!

切磋琢磨し、新しい学期を盛り上げていきたいと思います。

2012/09/30 01:38 | sayaka | No Comments