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2010/10/18

もたもたしてたらシーズンが始まっちゃったフィルコです。
あけましておめでとうございます。

ほれ、やっと秋になったから色々と忙しいんですよ。
食べたり、食べたり~、、あと食べたり!は~もう忙しい!!

・・・・今月4kgほどリバウンド。夏の努力が一瞬で無に(笑)。
 
 
■開幕!!bjリーグ2010-2011シーズン
 
bjリーグ 10月16日(土)開幕!!

Photo by bj-league Official HP
 
さあいよいよ開幕しました!!

10月16日(土)17日(日)に全国各地で開幕戦が行われ、各チームの地元テレビやCSで放映されました。毎年着実に放送が増えてますね、アパッチ以外は(笑)

秋田ノーザンハピネッツ、島根スサノオマジック、宮崎シャイニングサンズの新規3チームが加わり16チームで争われる今季のbjリーグ。元日本代表監督のジェリコ・パブリセビッチ氏が島根の監督になったり、その島根に現役日本代表選手の石崎が入団したり、色々と楽しみなニュースが多かったので全国のブースターさんはもうみんな開幕が待ち遠しくてたまらなかったでしょう。

でも、もう始まりましたよ!!もう我慢しなくていいんだー!!
 
アパッチ以外は(泣)
 
 
開幕戦の試合結果は以下のとおり。

10月16日(土)

 秋田NH 65-76 仙台89 秋田県立体育館 
 滋賀LS 79-86 RZ福岡 野洲市総合体育館
 富山GR 76-86 浜松FN 富山県総合体育センター
 埼玉BR 84-72 島根SM 所沢市民体育館
 大阪EV 73-70 宮崎SS 東大阪アリーナ
 琉球GK 82-68 高松FA 那覇市民体育館

10月17(日)

 秋田NH 75-94 仙台89 秋田県立体育館 
 滋賀LS 89-71 RZ福岡 野洲市総合体育館
 富山GR 66-103 浜松FN 富山県総合体育センター
 埼玉BR 64-83 島根SM 所沢市民体育館
 大阪EV 83-63 宮崎SS 東大阪アリーナ
 琉球GK 85-87 高松FA 那覇市民体育館
 
まずフィルコ的注目はやっぱり島根VS埼玉。
ジェリコHCと日本代表・石崎のこともあるけど、アパッチから地元に凱旋した#仲西翔自と、我らが#24仲摩純平の弟、仲摩匠平がいるだよ。

第1戦はやはり埼玉に一日の長があり余裕の勝利。NBA経験があるサターフィールドと、北向の3P、波多野J太郎のSF起用がバッチリ機能してバランスのよいバスケ。

石崎は慣れないスポーツコートとペイントエリアのガチっぷりに苦戦したようで、ほろ苦いbjデビューになりました。それでも13得点するあたりは流石。翔自は得点こそ少なかたったものの、18分近くプレータイムを得ていました。ジェリコにまずまず認められてるみたいで良かった。もうチームを引っ張る立場なんだから、ガンガン積極的にいって欲しいね。

ってか、今その試合見ながら書いてるんだけど、なんかレベル高ぇぞw。

第2戦は島根が雪辱、記念すべきチーム初勝利!!石崎は10点13アシストのダブルダブル。匠平くんもデビューしました!記念すべき2リバウンド1ファール。埼玉は北向が不発だったようですな。年々好不調の波が激しくなって城宝化が著しい(笑)。

ちなみに本家の滋賀・城宝様は第1戦は15点、第2戦では25点の荒稼ぎ(笑)

宮崎シャインニングサンズも善戦。第1戦で敗れはしたものの、あの大阪エヴェッサ相手に一歩も引かず3点差の大接戦。地元宮崎に凱旋移籍した清水タイシロウCAPが強烈なリーダーシップを発揮しており、HCも含めて選手・スタッフ全員20歳代というとんでもなく若いチームが可能性を見せてくれました。

もう一つ、昨季終了を前に一端は運営会社が「倒産」した高松ファイブアローズ。第2戦で見事琉球ゴールデンキングスに勝利!! 昨季アパッチでプレーしたラシードが高松に復帰してるし、なにより高田、竹田、菊池といった苦労をしてる選手が大活躍しての勝利はほんとに嬉しい。

しかし、、色々と問題があるのに開幕するとなんだかんだでフルテンションでワクテカしてしまう。。。
俺をこんな体にした恩師とアパッチを恨むぜホント。

うそです、大好きです。(ツンデレ成功)
 
 
■秋田ノーザンハピネッツ VS 仙台89ERSの開幕戦見てみた
 
 
今シーズンの記念すべき初観戦は、新規参入の秋田ノーザンハピネッツがホームに仙台89ERSを迎えた開幕戦@bjtvでした。

だって開幕節はアパッチ試合ないんだむぉん。。
それに東北人としてはbjリーグ初の「東北ダービー」を見ないわけにはいがねーべっちゃ!

結果から言えば、いつも開幕戦が苦手な仙台に対し秋田が前半をリードして折り返すものの、キャプテン高橋を中心にしっかり修正した仙台が、4Qで試合をひっくり返して勝利。秋田は手痛い洗礼を受けた形になりました。

いや、でも思ったよりずっと「やるチーム」だと思いましたよ。秋田。

さすがに6シーズン目ともなると、新規参入チームがそう簡単に勝てるものじゃない。まだまだ連携がうまく取れないのは当たり前。これから少しずつ「チーム」になっていくんだよね。その過程を見ていくのもブースターの大きな楽しみなのよ。

 
ただね、、

その秋田のブースターなんですけど、、、
 
 
初っ端からテンション高すぎだからっっ(笑)!!
 

立見席までピンクに染まったブースター。子供達からじいちゃんばあちゃんまであらゆる年齢層が見事にハピネッツピンク。超満員で余裕の3000人オーバーだって。

それが全員、初めての「ディフェンス!」コールに全く躊躇なし(笑)
 
チーム初リバウンドに「うぉおお!」と歓声が上がる。
相手の初フリースローに「BOOOOO!!」っとブーイングが起きる。
 
そして、記念すべきチーム初得点。#43ビュートラックのオフェンスリバウンドからのフックショットに、会場を揺らすような「うぉYHEAAAAAAA!!!!!」という大歓声が起きる。これぞ「ザ・大歓声」というような。あんまり凄いんで最初はSE(効果音)かと思った(笑)。
  
今では沖縄で揺ぎ無い人気を誇る琉球ゴールデンキングスも、最初の試合ではこんなに会場のテンションは高くなかったですよ。いやマジで激しく鳥肌が立ったです。


photo by kahoku-shinpo
(河北新報さん、これまずかったら言ってください、消します。でも、ああなんていい写真。)
 
 
やっぱりね、生まれながらにして知ってるんですよ、秋田人は。
バスケットボールの楽しみ方を。

チーム設立時のテーマ「秋田にはバスケがある」って、本当でした。

小学生の試合がローカル局のゴールデンタイムに放送されるのは沖縄だけじゃない。秋田もだ。じいちゃんばあちゃんが細かいルールまでよく知っている。秋田ゆかりのバスケ選手といえば現JBL栃木ブレックスの田臥が有名だけど、やはり秋田ではバスケヒーローと言えばハピネッツの選手兼GM、#4長谷川誠です。

秋田のバスケと言えば能代工業高校。長谷川は地元の雄物川中学→能代工業高校→日大→JBLと全てのカテゴリで全国制覇を成し遂げた生ける伝説。福岡ユニバーシアードでアイバーソンと得点王を争うとか、誰もマネできんわ(笑)。

能代工業のお家芸は、激しいゾーンディフェンスからの速攻。っていうか、これはもはや「秋田バスケのアイデンティティ」になって県土全体に染み付いている。秋田では子供から大人まで走って走って走りまくるのだ。長谷川誠はまさにその体現者であって、しかもこの秋田ノーザンハピネッツでその「秋田スタイルの最高峰」を作ろうとしている。

第1Q、まさにそのディフェンスからの速攻で先頭を駆けた長谷川がレイアップを決めた。新潟アルビレックス時代でも当たり前に見たプレー。だから普通は歓声もボチボチ。

しかし、ここ秋田ではこのプレーに一番の大歓声が起きた。

会場に集まった老若男女がみんな分っているんです。ハピネッツが誕生した意味、秋田に深く根付いたバスケ文化が、今まさに形を持って現れたんだ、ということを。誰に憚ることもなく最高の誇りをもって「Let’Go! AKITA!」と叫べる素晴らしさを。
 

一昨シーズン、琉球キングスと直にファイナルで向き合ったから分るんですが、今bjリーグで強いチームの条件は「資金力」「コミュニケーション力」そして「地域のバスケット力」。いかに地元でバスケ熱が盛り上るか(または元からバスケ文化が根付いているか)が大きな力の差になって現れる傾向にあります。

ピックアンドロールが綺麗に決まった時点で(シュートが決まる前に)歓声が上がる。新規参入初ゲームにして、ブースターがそこまで成熟したバスケ文化を持つ秋田ノーザンハピネッツというチーム。必ず強くなると思う。
  
今は資金的に厳しいと思うけど、腐らず地道にやっていけば必ずお金もついてくる。

なぜなら「秋田にはバスケがある」は、本当だから。

 
改めまして、秋田のみなさん、

そして、島根のみなさん、宮崎のみなさん、全国のブースターの皆さん。

bjリーグ、あけましておめでとうございます!
 
 
我らが東京アパッチも、「東京にはバスケが(アパッチが)ある」って言われるチームに、、、なれるかな。。
  
 
そして次回コラム、、シリーズの続き、、、かけるかな。。
 
だって来週はいよいよ東京アパッチも開幕しちゃうから(笑)

 

2010/10/18 12:01 | filco | No Comments