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2012/09/09

週末は雨で涼しい日でしたが、例年よりは暑いですね、まだ。

 

先日は秋の適性検査に向けて、検査の練習会を実施しました。

この間、春のが終わったと思っていたのですが、早いですねぇ。

 

さて、

改めてアニマルセラピーの効果についてまとめてみたい。

最近では研究論文でも度々取り上げられることも増えてきたが、内容は我々が経験的に感じてきたことであります。

 

研究論文でだされるアニマルセラピーの効果

(1)動物(犬)とともに入手者の方に声をかけることが発声のリハビリに役立つ。

(2)長い間無表情だった高齢者が動物と接して明るい表情を取り戻した。

(3)記憶を失っていた高齢者が動物と接して動物にまつわる思い出話をするようになった。昔歌っていた子守唄を歌うようになった。

(4)日頃会話をすることがなかった高齢者が施設スタッフやボランティアと会話を交わすようになった。

  etcです

 動物が人間にもたらす効果には,社会的効果,精神的効果,そして生理的・身体機能的効果の3つがあるといわれています。

社会的効果とは,社会性の向上やコミュニケーションを促す効果で、精神的効果とは,動物がいることによって自尊心や世話をしなければならないという責任感,自立心で、

何かお世話をしたいという態度にでる。

生理的・身体機能的効果とは,動物の世話に伴う運動(手を伸ばしたり、立ち上がろうとしたり)や発語(動物の名前を呼ぶ)でしょう。

 

 CAPPの調査では、動物がいるときとそうでないときの、状態が

 笑顔 4倍  アイコンタクト3倍  短い会話4倍 うなずき 2倍 と明らかにポジィティブな態度になっていたそうです。

 

認知症の方は、記憶がままならないことで、極度の混乱をきたしているのです。動物を相手にしている時間は人と向き合っていることの緊張感が薄れ,その場の雰囲気や状況が受け入れやすくなっているのです。

 

この病気を理解すればするほど、アニマルセラピーの効果は相当なものであると確信しています。

2012/09/09 06:38 | shigenobu | No Comments