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2012/09/04

 

今日はどれだけ奇麗なものに出会えただろうか、

今日は奇麗と感じる自分に気が付いただろうか、

今日は奇麗と言葉にする事ができただろうか、

人が創り出すものは、

とうてい自然が創り出す美しさにかなう事無く、

あまりにも小さくはかない、

足下に咲く小さな花の美しさにもかなわないかもしれない、

ほんの一瞬の日の沈む色鮮やかな光景にもかなわないかもしれない、

それでも創り続ける、

それはまるで奇麗なものを創る為に生まれて来たかのように、

どれだけ奇麗と言えるものを生み出す事が出来るだろうか、

いつまで奇麗なものを創り出す事ができるだろうか、

9月の森の中は、

ひんやりとした雨粒で飾られ、

陽に照らされてまるで息を吹き返した花、

木の葉から雫が降り注ぎ、

森の中を飛び回る蝶、

そんな森の真中で、

まあるく開いた青空に囲まれていると、

何だか、

私にも奇麗なものが、

創れそうな気がしてならない。

2012/09/04 03:17 | watanabe | No Comments