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2012/07/15

夏に 私が今住んでいる 愛媛県 内子町の内子座で

「父と暮せば」井上ひさし脚本作品の朗読上演があります

2012.8.3 夜19時開演

主催 森文醸造
 

私にとって

実際の父は ハーモニカ・ギター・皿回し芸の 漫談家 源氏太郎であるけれども

 

芸の上では 父的に お慕いしている方々が多くいらして

その中の ひとりが

同じ曲独楽を仕事にしている T師でありました 

7月に入ってすぐ

そのT師が亡くなってしまったのです

曲独楽に一生賭けて 私が東京を出たときに 別れたきりの

仲間

友達

お世話になっている皆さんの事を考えていると

ここ最近の豪雨を心配した父 源氏太郎から電話があり

T師との昔話をしました

うちの父ちゃんは

1929年 昭和ヒトケタ 4年生まれですから

83歳です

今も 浅草東洋館に 現役で出演中です 

2012.7.20スペシャル寄席では15時10分上がりです お近くの方はどうぞ

この日のトリは 林家ペー先生です

 

T師は享年71歳でした

若いなあ

 

異流派の交流が気軽にされていた事を前回お話させていただきましたが

私が太神楽曲芸協会に所属していた頃

T師は よく面倒を見てくださいました

 

父がちょっと真面目すぎるところがありましたので

それをからかって 曲芸の各師匠方は

遊びのネタにしていた事

そういう父の若い頃の 面白い話を

T師はしてくださいました

 

母と結婚する以前の話ですから

私に想像できるはずも無いわけです…

 

そんな お茶目なT師

亡くなるのが早いなあと思います

楽屋で ブスッとしていても

表に出ると

「ここに飲みに行くとこれが美味しい」なんて話を

楽しくすることがお好きでした

 

体調を崩された時

私が代わって 文化庁の曲独楽講師を拝命し

未熟ながらも 研修生が卒業する手伝いが出来ましたし

とかく

ご縁が深かったのだなと

思っています

 

つくづく こだわりを持たずに 前へ進むことが

後に後悔を残さず 反省のみで済むことも教えていただいた気がしています

 

一緒の舞台に立てて 本当に良かった

2012/07/15 02:28 | miya | No Comments