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よさこいソーラン祭りが開催され、北海道も初夏を迎えます。
今日は最終日でやや肌寒い日ですが、北海道らしい「リラ冷え」の1日です。
先週の金曜日は振替休で札幌近代美術館に「大原美術館展」を観に行きました。
メインはモディリアーニの「ジャンヌ・エピュテルヌの肖像」でしたが、岸田劉生の作品が静物画が1点だけ展示されていて、そのほうが印象に残りました。
たまに、アニマルセラピーの話しをしないと・・・
今、セラピーに関する本を読んでいるのですが(少ないです)、アニマルセラピーの効果の要因について、私が感じていることと同じことが書いてありました。私の場合感じているだけで文章にできなかったのですが、本では分かりやすく表現していました。
それは、「優位性」に起因するというものです。
認知症の方は記憶障害になり、非常に「弱い立場」にたっているのですが、犬に対しては優位に立てることで、自分の自信を取り戻すことが、効果の要因の一端ではないかということです。
「お手」とか「おいで」とか、「お座り」と命じることができ、犬がそれに従ったとき自分を取り戻すことができる喜びを感じるのです。
背中をなでたり、頭をなでたりすることで犬が気持ちよさそうにしていると感じた時、「自分はこの犬に必要とされている」と感じるのです。そのことでさらに自信を取り戻し、この子のために何かしてあげようという役割感をもつことが、さらに気持ちや行動をポジィティブにするのではないでしょうか?
現に先日行った施設でも、犬のリードを持たせると、そのリードを離そうとしませんでした。これは、その人は犬をコントロールしているという「達成感」を満足させているからです。
病気で「弱者」と見られていることに慣れた認知症の方はこの「優位性」を求めているのだと思います。
どうでしょう?