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2011/01/24

生徒の指導の時ってかなり大きな声を出してしまう。
大きな声を出さないでも、うまい説明をして充実したレッスンができる先生って
尊敬しちゃう。私って熱くなりやすい上に、すぐにいっぱいいっぱいになってしまうから、
なかなかその境地までたどり着かない。

私自身は熱い先生が好きだ。
これは甘えだけど、自分がレッスンをテンション低めで受けてる時(これも実はダメだけど)、
先生が大声で叱咤激励してくれると非常に助かる。
助かるというか、「しっかりやらなきゃ、がんばろう」という気持ちになる。
本当は自分が積極的に考えてレッスンするのが当たり前なんだけど、
途中で気持ちが折れたり、めげそうになった時は先生の大声がありがたい。

ついでに言うと私は褒められて伸びるタイプではないので、
”ダメ出し”を沢山されるほうがやる気になる。
小さい時から褒められるとそこで失敗する子だった。

クラシック音楽やバレエって一般的には優雅なイメージが強いけど、
結局『スポ根』なのでレッスンはちっとも優雅じゃないことのが多い。

余談だけどスポ根なんて言葉まだあるのかしら。今は体育会系?
だいたいスポーツとか体育とかって言葉を使うのも腑に落ちないけどね。
『音根』とか『踊系』って言ってもいいじゃない?(笑)

先生の罵声は飛ぶし、涙は流すし、
そんな先生ばかり、とまでは言わないけど優雅とは思ったことは一度もない。

レッスンは真剣勝負なのだ。

だから子供たちのレッスンになると特に熱くなって、大声が出てしまう。
大人はともかく、子供たちはこちらのテンションもすぐ察知するし、真剣さが伝わってしまうのだ。
こちらが求めればその分返ってくる。彼らのその時の限界でレッスンしなければ意味がない。
やる時はやらなければいけないのだ。
その子が音大に行かずとも、プロにならずとも、生きていく上で大事なことだからね。

と、こんなことを考えているので大声を出してしまうこと自体は後悔しないが、
大声を出しすぎて喉が痛くなったり、声帯が疲労すると後悔する。

レッスン中は大声を出そうと思ってから出すわけではなく、急に発声するので、呼吸も浅いし
体の準備が出来てない、とか、イラっとしているとか(笑)、とにかく体の状態もよくない。
そんなわけでしょっちゅう喉が疲れたりする。
これは今の自分の課題かな。
もっと熱く上手にレッスンできるようになりたい。
 

2011/01/24 09:59 | aimi | No Comments