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4月になり、入社式や入学式もいろいろなところで行われているころと思います。
特に、大学生の入学式では、サークルへの熱心な勧誘が行われていることでしょう。
10年以上ジャグリングに携わっていると、以前僕がジャグリングを始めた頃に比べて、
ジャグリングという言葉は、徐々に社会的地位を得ていると感じています。
「趣味でジャグリングをやっています」というと、
僕がジャグリングを始めた頃は、「じゃぐり・・・・・・なんですか?それ?」といわれることが多々あったのですが、
今では「ジャグリングって・・・・・・これですか?」と、ボールを投げる動作の真似をして答える人が多いです。
ジャグリングは、「珍しい趣味」の中ではメジャーな趣味という位置づけになったように感じます。
そんな、ジャグリング人口は増え続けていますが、
おそらくですが、一番ジャグリングの活動が活発なのは大学生。
社会人でジャグリングをする人も多いのですが、サークル活動をしたり、公演をしたりと、最も活動的なのは大学生であると思います。
実際、僕も大学でジャグリングサークルの経験を経ていますし、今日本のいろいろなところにいるトップクラスのジャグラーたちも、
○○大学のジャグリングサークル出身で、今はプロ という人も少なくありません。
しかし、メジャーになると同時に、一つ心配事項もあります。
先日開催された”JSJF”のように、今では高校生からジャグリングをする人も多くいます。
いや、昨年JJFに出場し、見事に3位を受賞した高橋くんなどは、中学生で既にプロ顔負けのジャグリングをしています。
そういうジャグリング経験者が大学になってサークルに入ってくるようになりました。
一昔前は、大学に対する志望動機に「ジャグリングサークルがあるから」などという言葉に、
「いやー、そういう選び方はしない方がいいよ」と、まじめにアドバイスをしていましたが、
ここのところその理由で志望校を決める高校生が増えてきました。
これは、冗談ではなく本当の話です。
実際、プロやJJF上位入賞を志す高校生ジャグラーが、練習環境等の理由から大学を選んできた事例を何例か知っています。
最近は「ジャグリングサークルがあるから」という理由の志望動機に、まったく違和感を感じなくなってしまいました。
そうすると、同じ一年生の中でも、上手い人と初心者が混じってしまうことになります。
そんなことがあって、初心者の人がジャグリングの敷居を高く感じないだろうか、という心配をしてしまうのです。
上手い人が初心者に教える、のようなコミュニケーションが取られれば良いのですが、
たいてい上手い人は自分の練習に没頭しがち(笑)
そこは、ちゃんと仲間同士教えてあげてもらいたいところです。
ジャグリングは、レベルの差など関係なく、
初心者は初心者として楽しいことがたくさんあるし、上級者は上級者で違う楽しみ方があります。
是非ともこの楽しい趣味を、多くの人に共有してもらうべく、
上級生や経験者の1年生は初心者の人に丁寧に教えてあげてほしいと思います。