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2012/04/04

皆様ご無沙汰しておりました、お久し振りです。
本日からまたコラムの更新を始めたいと思います。

2月頃の話になってしますのですが、
都内でバンド活動している方にこう質問されました。
「デジタルでなく何でアナログなんですか?」

私はその質問にこう答えました。
「CDとライブに似た感覚だと思うんですよね。
CDはいつでも気軽に聴けるデータで、
ライブはその場でしか味わえない生の感覚があると思うんですよ。
その時の気持ちもそのまま表れると思うし。
写真のデジタルとフィルムもそれに近い感覚で、
デジタルは失敗してもその場でまた撮り直せるけど、
フィルムはその場で写真が見れないから、失敗してても分からないし、
その分気合が入ると言うか…ライブも失敗が許されないし、
気合が入ると思うんですよ。それと感覚的には近いと思います。」

前にも何度か似たような事を書いてますが…。
フィルムは生の現物が残るし、私はそういったものが基本的に好きです。
音楽業界も最近はデジタルデータのみを販売する形に切り替わってますが、
レコードの針を落とす作業と若干のノイズ音…そしてB面に裏返す作業…。
そういった手間が、レコードでしか味わえない太い音が楽しめる。
これもデジテルデータでは到底味わえない生の感覚だと私は思います。

その後、その方とはしばらく熱く語っていたのですが、
その時に感じた事は表現(アート的なもの)って分野は違うけど、
何ていうか考え方や感じ方の根源って似てるな~と思いました。
類は友を呼ぶと言いますが、その根源が似ているからこそ、
自然とすぐ溶け合って結びついていくのかも知れませんね(笑)

2012/04/04 04:37 | hide | No Comments