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地球の舳先から vol.231
マダガスカル編 vol.8(最終回)
旅の実用情報その2は、食事編。
マダガスカル。巨大な島国だけあって食は資源が非常に豊富。
野菜も魚も、マダガスカル特有の牛「ゼブ牛」もとっても美味。
ただ、旅行者にとって少し痛いのが、値段が高いこと。
もちろん現地の人が買うような屋台・ローカルレストランもあるものの
それなりのレストランだと、前菜+メイン+デザートがセットになったコースがほとんど。
■Marina(ムルンダヴァ)
ムルンダヴァのホテルが立ち並ぶビーチストリート、「ノシ・ベ」にあったレストラン。
このあたりはレストランが非常に多く、困らない。
ビールは基本、大瓶で出てくる。3匹の牛がついた「Three Horses Beer」というブランド(そのまんま)。さっぱりめでとても気に入った。
そして、マダガスカルに行ったらとにかくシーフードを!
海の街なので手始めにエビを。ぷりっぷり。ペッパーソースも大変美味しい。
(左:マダガスカルはどこもかしこも閉め切らない。開放的で、電気は自然光。
右:沢の上に杭を打ったレストラン。ぽつぽつ大量に見えるのは全部小カニ。繁殖中?)
■Hotel Baobab Cafe(ムルンダヴァ)
ホテル編でも紹介した、ヨーロッパ系旅行者の多いホテルのレストラン。
1階の、マングローブの林にせり出したテラスレストラン。
メニューもとても豊富で、中でもシーフードが美味しい。
ここはホスピタリティもとてもあたたかい。日本人もそれなりに泊まるので、
オーダーを取る時に「エビ」とか「カニ」とかカタコト日本語で説明してくれる。
「オ、オモ、オモモモ…」「…お飲み物?」「That,One More.」「おのみもの」「オノミモノ!」
と日本語講座をしたりしていた(笑)
(左:ワインがなみなみ。南アフリカ、チリ、フランス、イタリアとワインの種類は豊富。
右:タコのマリネサラダ。マダガスカルはタコ食べるらしい。)
(左:カニのスパゲッティ。想像とだいぶ違うカニのごついのが出てきた。
右:朝食。朝の光がまぶしい。元・仏領だけあってパンも美味しい)
■Hotel Le Dauphin(トゥラニャロ/ル・ドーファン)
こちらも泊まったホテルのレストラン。朝食は屋外テラス、夕食は室内レストラン。
割とお高いホテルだけあって、食材もそれなりなものが出てくる。
サービスも、行きすぎず。全体的にフライ系よりグリルやソテーのシーフードが美味しい。
朝食も、フルコース。卵は片面焼きの目玉焼きは衛生上避けましょう。
(左:前菜のアボカド・トマトサラダ。玉ねぎを刻んだイタリアン系のドレッシングも◎
右:メイン。なんだかよくわからない魚の丸焼きと、付け合わせはすごく美味しい野菜。)
(左:前菜、ムール貝のパセリ&ガーリックバター焼き。美味い!
右:デザート。よくわからないアンズ的なもののシロップ漬け)
■Berenty Lodge(ベレンティー保護区)
とにかくマダガスカルで驚いたのは、びっくりするくらい野菜の味が濃くて美味しいこと。
土壌が豊かだから、ということらしい。味付けもいらないくらい、野菜の固有の味がする。
食には期待していなかった保護区でも、それなり以上の料理が出てくる。
これも、レトルトっていう概念がないからこそできることなのかもしれない。
上の写真は昼食。白身魚のソテー。塩コショウで十分。
(左:夕食。イカやエビのシーフードをトマトソースで和えたものと、クスクス。
右:デザート。マンゴー切りっぱなし。1個、異常にすっぱいのがあった。)
(左:こちらもレストランは半屋外。ワオキツネザル様の散歩コースにもなっている。
右:ハエがビールに飛び込んで、おいおい泣いていたら店員が小皿を持ってきてくれた(苦笑)
■RELAIS DES PLATEAUX(アンタナナリヴ)
最終日、空港へ行く前に首都アンタナナリヴ市街地と空港の中間にあるレストランで。
シーフードばかりだったので、初めての肉食。
現地の人が交通や運搬の手段にもしている「ゼブ牛」というコブのある牛。
ゴロゴロのカタマリだけどやわらかくミディアムレアに焼いてあって美味しい。
付け合わせの野菜は素揚げしてあって、本当にやることが繊細。料理が美味いんだと思う。
(左:前菜。いろいろ野菜の生春巻き。
右:デザート。プリンって言ったらなぜ3個出てきたのかはわかりません。わたしは1人です。)
(左:プールサイドにパラソルでレストラン。白+青でまとめたコーディネートも洒脱。
右:この雰囲気に押されて、キューバリブレ。この旅では初のカクテル。昼だしね。)
こうして見ると、本当に外光をうまく取り入れているというか、それは環境への順応にほかならないわけだけれども、とても開放的で健康的な場所だったのだなあと実感する。
とにかく食は侮れない。いい土地でできたいいものを食べなきゃな、と思った旅だった。
おしまい。