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海外放浪癖があるくせに、残念なくらい英語ができない。
一人で海外に行ったりしてるんだから、
さぞ英語できるんだろうと思われてることが多いが、
行くのは基本英語圏ではないので、ほぼ無関係である。
むしろ、
非英語圏でコミュニケーションを取ろうとすると、
向こう側も英語に不慣れな場合が多いので、
しっかり構文を組んだ英語の方が、逆に聞き取ってもらえない。
で、「単語」+「ジェスチャー」のカタコト英会話を多用する。
そうやって、無理矢理コミュニケーションをとることに慣れてくると、
それに反比例するように英語力は下がっていく。
というのが、ここ数年の実感。
外国人とコミュニケーションを取ることへの抵抗感はほぼゼロになったが、
むしろ英語が喋れない人とのほうが、分かり合える気さえする。
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高校時代、英語は最も苦手な科目だった。
当時は、海外にさほど興味が無かったので、
正直、捨て科目とさえ思っていた。
高3のときには、担任だった英語教師にすっかり嫌われてしまい、
大学の合格が決まった後、担任にその旨を連絡したところ、
「そうか、残念だったねえ」
と、意味不明の回答が返ってきたのを記憶している。
(要するに、担任は、受かるはずが無いと思っていた)
そんなこんなで、今。
大学院生ともあろうものが、英語の一つもできないのは、非常にマズい。
何よりも、研究対象であるブータンは、実は隠れた英語圏なのだ。
ブータンでは、小学校から、ほぼ全ての科目を英語で教えており、
今の三十代以下くらいの若い世代のブータン人は、ほぼ100%英語ができる。
これまで3回の渡航で、そのことを痛感したこともあって、
この春休みは、絶賛、英語力の向上に努めている、とこういう次第である。
なお、今のところ、目立った効果は出ていない…
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そんな折、今週の週刊ダイヤモンドでこんな記事が。
凄絶!楽天の「英語公用語化」│週刊ダイヤモンド
http://diamond.jp/articles/-/16303
中身を読んでみると、「凄絶」と脅すほどのことはない、
普通の社員英語教育を施しているだけのようにも感じられる。
TOEIC推奨点数が、役員800点、課長以上700点、平社員600点らしいのだが、
600点程度の英語力では、日常会話すら覚束ないはず。
名ばかり公用語になりはしないかと、他人事ながら心配になる。
さらに記事を読み進めていくと、
「一部の社員をフィリピン・セブ島へ短期留学させた」との記載が。
実は、最近、友人から、「英語留学ならセブ島が断然安くていいらしい!」
という噂を耳にしており、その真偽を疑ってかかっていたのだが、
図らずも、こんなところで目にしてしまい、少しだけ疑念が晴れた。
自分自身、個人学習をしながらつくづく思うのは、
読み書きは独力でなんとかなっても、話す聞くは実践が伴わないと無理、
ということ。
これまで留学なんて毛ほども考えたことがなかったけれど、
ここ最近、にわかに現実味を帯びてきている。
セブ、か…