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2012/02/17

どこもインフルエンザが大流行。屋久島も小学校で学年閉鎖が発生するぐらいインフルエンザが蔓延しておりますが、読者のみなさんは御身体大丈夫ですか??

今週は気温が20度ぐらいまで上がる春の様な気候からスタートしたと思ったら、今日あたりから北風がビュービュー吹き荒れる真冬の陽気に戻ったりとなかなか気温が落ち着きませんが、卒業旅行シーズンということもあり、屋久島のオフシーズンも終わりを迎えつつあります。

さてさて、先日は節分でしたね。

私自身、この時期でも仕事がバタバタしていると家で節分の行事なんてあまりすることもなく、ただただ恵方巻きだけ家族で無口になりながらその年のおおよその方角を向いて頬張るだけだったのですが、今年は「女の33歳の大厄」というものの前厄ということを知ったので、前回「ぼんぼん」をしにやって来た寺の住職が「節分に厄払いに来るんだよ」と言っていたのでたまには節分行事に便乗しようかと慌ただしく節分の準備をしたのですが、屋久島の節分って何かがおかしいんです(笑)

1月中旬になると、スーパーの入り口に落花生の詰め放題ワゴンが置いてあってそこに鬼のお面が置いてあるんです。

昔は「この時期は落花生がよく売れるんだろうね」と落花生が好きじゃない私は気にも留めてなかったのですが、節分準備をしていると意外な事実に気づいたのである。

なんと、昔から屋久島の節分は落花生を撒くのが普通らしく、子供たちに聞いたところ、学校や保育園の豆まきも落花生を鬼に投げつけるのだそうだ。

確かに落花生だったら片づけも楽だし食べやすい

しかし、私が育った東京での節分は大豆を撒くのが当たり前だったのでなんだか不思議な感じである。

スーパーの節分豆コーナーも落花生が当たり前のように並んでいてそこに鬼のお面がおまけでくっついていた。一応大豆も売ってはいるのだが、島民はほとんど落花生を買っていくらしい。

ここで先ほどの住職の話に戻りますが、東京に住んでいるときも近所の神社でよく豆まきの行事をやっていたものだが、こちらでは法華宗の寺は豆まきをするけど浄土真宗ではそういった行事はしないそう。

ちなみに法華の寺では昼と夜に豆まき、夜にはその年の厄年(前厄・後厄含む)と希望者の厄払いをしてくれるとのことだったので私も今回初めての厄払いというものをお願いしてきた。

初めての厄払いなので他の地域がどうなのかはわからないのだが、屋久島では節分までに厄払いをしないと良くないと言われているらしく、厄払いに来てる人は結構多かった。

ちなみに私が行ったお寺では、まず住職が祭壇にお札をお供えしてからお経を唱えて、お経を唱えたところで「厄年の厄払いの方は右側の列に来てください」と言って、そこで並んで順番にお経を唱えてもらってからお札を頂くという、集団厄払いでした(笑)

そして普通の厄払いの人が厄払いをしてもらい、最後に豆まきをするというスタイルで終了。

ちなみに豆まきではお馴染みの落花生や小さいチョコレート、うまい棒などが大量に撒かれ、うちの子も周りの人たちもポケットをパンパンにして帰りました。

島の節分ってなんか不思議。

あと余談なのですが、うちの子供が学校で貰ってきた落花生を出して、「節分って年の数+1個の豆を食べないといけないって先生が言っていたけど、落花生の場合、殻つきと殻外したやつ、どっちを1個に数えるの?」と聞いてきた。確かに落花生の場合、数え方が難しいですよね(笑)

2012/02/17 01:12 | hidaka | No Comments