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2012/02/02

一旦集められた音素材は電子音響技術の整った音楽スタジオで、編集、混合、加工されながら、姿があらわれてくる。この行程は他の行程に比べてよりテクノロジーの進歩や恩恵を受けている。ほんの20年前までは音響機材は大変高価で放送局の音楽スタジオや研究所での制作が一般的であった。近年の急速なコンピュータやソフトウェアの低価格化と高性能化により、コンピュータを中心としたDAW(Dgital  Audio Workstation)の導入が個人レベルでも可能になりプライベートなスタジオや自宅の一室が主流になり、このアートの創作が世界的に活発になってきている。最終的に音響メディアに定着されアクースマティックな作品は完成する。作品の公開方法を考慮して最終的な全体の音量や音質、音圧、または曲間の時間を調整し、メディアに定着する。この行程のことをマスタリングと呼ぶ。プロフェッシャルな現場では、マスタリング・エンジニアと呼ばれる専門の音響技術者が行うことが多い。

ここでアクースマティックという言葉が出てきたが、なんだろう?と思う方々がいらっしゃると思うので説明します。

人によく聞かれるのが「あなたはYMOやパヒュームなどの電子音楽を創っているのですか?」と聴かれますが、「違います。」と答えます。上記のようなアーティストの要素もあるのだけれど、「そうです」とは言い難いのである。私も言葉足らずで説明不足だったので、ここらでどんな電子音楽を創っているのかを分からない人に分かるように説明したいと思いまして一番いいのはどんな音楽(電子音楽・アクースマティックアート/ミュージックコンクレート)を創っているのか、他のサイトですが聴いてみてください。皆さん、きっとこれは「音楽なんですか?」と内心思われるかもしれませんが、前衛音楽の現在進行形というのが一番良いような気がします。

アクースマティック ※曲を聴くときは音がとても小さいのでヘッドフォンをつけてボリュームをMAXにしてください。

1.ハピネスと4.しあわせの何か。は、ラジオドラマ風に作っているのですが、

別々に分けて編集し直しました。(人の声は、私です!)

2.夢の覚めるとき は「無欲と赤」という短編小説(自作)を音に表現した組曲のひとつです。

3.音の地図は、自作のピアノ曲に具体音を加えています。

誤解しないでほしいのが、アクースマティック(電子音響)と言っても私のような創作ばかりではなく、その人自身がダイレクトにでてくるような自由な音楽です。ここに挙げた音楽はまだ、ほんの一部です。また新しい曲が出たらアップしますね。

映像に音楽をつけたいとずっと想っていたのですが、夢が叶いそうです。また、それも出来上がりましたら皆さんに聴いて頂きたいと思います。

2012/02/02 08:55 | shiho | No Comments