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皆さま、クリスマスはいかがお過ごしでしょう。
私は、伊豆七島の利島(としま)にて、野生のイルカと泳いできました。
利島には、昨年までは4頭のイルカが棲みついていましたが、今年になり御蔵島のイルカが数頭移住したこともあり、11頭のイルカが確認されていました。
利島は、東京から南へ約140kmに位置し、周囲約8km、面積4.12k㎡の大変小さな島です。
御蔵島によく似ており、断崖絶壁に囲まれた丸い島で、海の中も玉石が広がり、砂地の部分があります。
利島は椿の生産量日本一を誇り、島内には約20万本も生えていると言われています。
御蔵島では、冬のシーズンはドルフィンスイムは許可されていませんが、利島では今冬は営業しており、海の状態が良ければイルカに会いに行くことが出来ます。
私は1ヶ月以上振りの利島でした。
すると、素敵な素敵なクリスマスプレゼントが!!
赤ちゃんが誕生していたのです!!!
以前より、妊娠しているイルカがいることは分かっていたのですが、生まれるのは春頃かと思っていました。
先週末友人が利島へ行った時はまだ生まれていませんでした。
というわけで、初確認です!
こちらがその赤ちゃん連れの親子写真です!
まだ生まれて1~3日と思われます。
とても小さく、胎児線(おなかの中にいる時にまるまっているので出来る皺)がくっきり、まだしわしわっとしていました。
私が他のイルカと遊んでいると、いつの間にかイルカが増えて、赤ちゃん連れの親子も混ざってきていたのです!!
いやぁ、驚きました。
野生のイルカというものは、幼い赤ちゃんを連れていると通常警戒して人には寄ってきません。
群れの中の他のイルカと遊んでいたので、安心して遊びに来たのでしょう。
とてもとても嬉しい出来事でした。
こちらを連続写真にてご紹介します。
(Ayano & Dolphin photo by K. Fukuda)
■私が手前のイルカ2頭と遊んでいると・・・
左側の奥から親子が!
何度か回ったり泳いだりと遊んでから、群れ全体が離れて行ったと思ったら、
また数分後に戻ってきて遊んでくれて、また離れて、また戻ってきて・・・
ということを繰り返しました。
赤ちゃんはまだ本当に小さく、泳ぎ方もぴょこぴょことして、母イルカにぴったりと寄り添って一生懸命泳いでいました。
可愛かったです。
そして今回、ゆっくりと赤ちゃん親子の間近で泳ぐことが出来たため、授乳中及び、おなか側のアップ撮影にも成功しました!
授乳中です。
母イルカはこちらを見ています。
イルカのお乳は、とても脂肪分が高く、なんと約27-28%もあります!(私達の飲む牛乳は乳脂肪分3.5%程度)
そして1回の授乳時間はたったの2-3秒。
そして赤ちゃんのおなか。
真ん中にある穴は、おへそです。 成人のイルカには見られません。
そしてこの赤ちゃん、スリットの形からメスであることが分かりました!
縦のスリットの両側にお乳のスリットが二つあり、「小」の字になっているのです。
今回は親子イルカの方から、赤ちゃんを見せに来たかのように何度も遊びに来てくれました!
船は二人貸切、ゆっくりとイルカ達と泳ぎ、群れの中のほかのイルカとの信頼関係が出来てから、親子イルカは様子を見て近付いて来たようでした。
幼い赤ちゃんを連れた群れには、無理やり近づいてはいけません。
あくまでも、イルカが興味を持って遊びに来るのを待ちます。
これから更に寒く、荒れる冬の海が続きますが、元気に育ってくれることを願います。
いやはや、本当に素敵なクリスマスプレゼントでした♪
ありがとう!!
■■■ ドルフィンスイマー、水中モデル、水中写真家 鈴木あやのHP ■■■
http://ayanoo.com/
■2010.12.18発売
映像制作専門雑誌「ビデオサロン1月号」に御蔵島3D水中撮影の記事掲載
■2010.12.10発売
ダイビング専門雑誌「月刊ダイバー1月号」に、四国徳島県牟岐 ダイビングショップ「クラブノアむぎ」の記事に、モデルとして登場しています
■2010.12.9発売
朝日新聞出版AERA別冊「THE UNIVERSITY OF TOKYO by AERA 東大へ行こう。」にOGとして紹介されています
(ドルフィンスイマー・鈴木あやの)
■■■ Panasonic LUMIX Gシリーズ CM出演中!
■TV CM → 2010.11.30火より30秒バージョンTV CMオンエア開始
■web CM
→ 2010.11.1より出演中 こちらをご覧下さい http://panasonic.jp/dc/g_series/special/movie07/mov-high.html
→ 2010.12.3ジープ島篇part2アップ こちらをご覧下さい http://panasonic.jp/dc/g_series/special/movie10/mov-high.html