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2011/12/06

告白します 今日のコラムは手抜きです

私は花屋になった当初につけていたブログがありました

その名も『花屋修行日記』

途中で更新も止まってしまいまして、たまに読み返すと赤面するほどの

内容&文章なのですが

これが今になってとても面白い!

だからもう消し去ろうと何度も思いながら

結局そのままにされているのです

もう8年?まだ8年?前のブログですが

私の花屋超新人時代の貴重な素直な言葉でつづってある記事を

そのまま紹介します~(いわゆる コピペってやつですね)

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ついに来た!
 
一人で留守番するのも、ようやく慣れて来た今日このごろ。

まあ、留守番って言っても、ほとんどがお墓用の切花を買いにいらっしゃるお客様。
アレンジや花束は電話注文がほとんどなのでなんとかなるのです。

今日は、ぎんもり社長とすみれちゃんが外出ということで
私はお店でのんびりとパソコンに向かって パンフレットを作成中。

とうとうその時がやってきた!

ガラガラ・・・と戸を開ける音。

「すみませーん・・・」と男の子の声。

見るとかわいい男の子が二人で立っていた。

「おじいちゃんが100歳の誕生日なので、
 500円の花束二つできますか?」

「・・・できますよ(^^; 」(←ひきつり笑い)

花束?・・・花束!?!?!?!?

500円といえども花束は花束だ。
来ちゃったよ、来ちゃったよ!
とうとう花束の注文が来ちゃったよっ・・・

いやー(><)困った困った。
花束、まともに作ったことないのよね。

花、束ねるだけじゃん?!

って思うでしょう?

ところが、花束ってめちゃくちゃむずかしいのよ~。

まず、花がまとまらない。
片手で組みながら作るんだけど、ゴムでとめるころには
全く別物に・・・

だから、毎日留守番するたびに、

「私一人の時は花束の注文が来ませんように・・・」って
祈っていたのに。

うーん、ばたばたしながら、とりあえず花を見る。
(この間、無駄な動きが非常に多い。冷蔵庫を開けたり閉めたり)
とりあえず、バラがある。
値段に見合う(ちょいサービスしてあげて)バラとカスミ草でひとつ。

これはよし!

問題はもうひとつ。
仕入れ前であまり花束向きの花がない・・・。

仕方ない。

外に出る。

・・・・携帯で ぎんもり社長(注:だんな)に電話。

「今 どこ?あと何分?」

すると あと15分とのこと。

これはあてにできない(–;

「トルコギキョウってお祝いの花束に入れてもいい花?」

OKとのこと。

素人っていうのは、こんなところからわからないものです。

だって、先日 アレンジに 「ソリダゴ」を入れようとしたら
「それは お墓用によく使われるから 嫌がる人がいるかも」
とすみれちゃん(注:義母)に教えてもらったし。
私が知ってたのは、お墓用→ 菊 くらいだったもん。

お店に戻り、トルコギキョウにオレンジのバラ、そしてヒペリカム
を組み合わせてみる。
(あ。ヒペリカムはちっちゃい赤い実がついている枝。
私がとても好きな植物です。)

・・・ちょっと変

まあ、仕方ない・・・(おいおいっ)

二つを組み合わせて、男の子に見せてみる。

「こんな感じでいいかな?」

「はい。」

 ほ~~~

さらにドアがあく。

!!!

こんな大変なときに、お客さん??

って思ったら、ぎんもり社長がダッシュで帰って来てくれたのだ。
この時ほど、ぎんもり社長が仏様に見えたことはない。

そこから、さーっとラッピングをしていく。

さっすが!

手際がちがうよね~。

あっという間に、かわいらしく二つの花束ができました

ふう~~~。

おじいちゃんに喜んでもらえるといいね!

1000円ですごく勉強させてもらったよう。ありがとう少年たち。

私が花業界でばりばり活躍するまでの道のりはまだまだ遠い・・・

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ここまでがブログの転載です
どの仕事についても新人時代はあるものですし
いろいろなエピソードも生まれる瞬間でもありますよね
このブログを読むと
すごーく恥ずかしいながらも初心に帰れるので
たまに読んでしまいます
やっぱり記録はつけておくものですよね
そうして今書いているこのコラムも
何年か後の私が読んだら
やっぱり赤面するんでしょうねえ
2011/12/06 10:10 | eri | No Comments