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今月3日…夫の母が急逝しました。
まだ73歳。
現在の日本女性の平均寿命から考えると明らかに早すぎる死です。
40代半ばから高血圧の持病を抱え、
60代後半からは心臓を悪くし、何度か入退院を繰り返しましたが
それでも何とか元気でいてくれた義母でした。
しかし今回、義母が倒れたと知らされた時は様子が違いました。
搬送された病院先で既に意識不明とのこと。
電話を貰った時は既に夜中で、私と息子は就寝中でしたが
取るものも取りあえず病院に駆けつけました。
医師の説明では、左脳にこぶし大の出血が見られ
意識を回復するのは極めて難しいとのこと。。
ベッドに横たわる義母は人工呼吸器を装着され
かろうじて心臓が動いている状態でした。
ついこないだ義母と話した時は元気そうだったのに、どうして…
私の頭の中は混乱し、まるで現実感がなく、幻でも見るかのように
ただ呆然と義母を見つめることしか出来ませんでした。
私が夫と結婚したのは丁度10年前。
結婚に至るまでも、そしてこの10年間も
決してスムーズに事が運んだわけではありません。
どこの家庭でも大なり小なりあるかもしれませんが
私たち夫婦にも何度か危機が訪れたことがあります。
そんな中、私の唯一の味方になってくれたのが義母でした。
夫の実家は歩いて10分足らずの場所と言うこともあり
そんな時、義母は家に来てくれて私の話しを真剣に聞いてくれました。
それだけで私の心はすっかり軽くなり
何とか頑張ろう…と言う気になれたものです。
そしてカラーセラピーの仕事を始める時も
義母が一番に協力してくれました。
当時まだ幼稚園の年中だった息子を義母が預かってくれたお陰で
私は安心して講座やワークショップに集中する事が出来たわけです。
義母の支えなくして私がカラーセラピストを続けることは不可能でした。
義母が他界してまだ一ヶ月経っていないと言うこともあり、
未だ現実感が湧かず、自分自身と向き合う事が中々出来ません。
ここ暫くは正直コラムを書く気持ちにも中々なれず…
それどころかパソコンさえ開く気にもなれず…
今の私には自分の夢や希望といった欲求が殆どない状態です。
今はただ義母という支えを失くして揺らいでいる基盤を元に戻す為に
毎日の生活をしっかりとこなすことが重要なのかもしれません。
「虹色の魔法」の最初のコラムにも書きましたが
人間の欲求や成長には階段を登るように順番があります。
まずは第一チャクラの赤の基盤作りをしっかりしてこそ
次のステップに安心して進めるわけです。
義母の死を通して、何を学び何に気付かされるのか…
今私は身を持って体験しているところです。