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IJAとは、International Jugglers Association(世界ジャグリング協会)の略ですが、
ここでは、この組織が主催するSummer Festivalのことを示します。
前回のコラムで触れましたが、
このSummer Festivalの中には、Championshipという、実質世界一のジャグラー決定戦が開かれます。
この大会は、誰でも参加できるインディビジュアル部門、18歳未満のみ参加可能なジュニア部門、そして、2人以上のチームを組んで参加するチーム部門があります。
2001年に松浦昭洋さんが決勝に進出して依頼、毎年日本人が決勝の舞台に進んでいます。
そして、今年も決勝進出者が発表されました。
インディビジュアル部門のファイナリスト6人のうち、なんと4人が日本人です。
つまり、既にこの時点で3位入賞の中に日本人が入ることがほぼ確定しています。
(ほぼ、というのは、「その順位にふさわしくない場合1位~3位不在と言うこともあり得る」というルールがあるからです。)
金属製カップの「シェーカーカップ」という道具のスペシャリストである海老原さんは、昔からの仲の良いジャグラーの一人。日本では珍しい、クラブ・ボール・リングといった正統派の投げ物が得意な石川さんも、数々の大会で競い合った戦友です。彼ら二人は僕と同じ社会人ですね。社会人になっても、なおこういう世界クラスの大会に参加できる、ということをしてしまうことに尊敬をしてしまうのですが、よく考えてみると僕も去年行ったよな(笑)
海老原さんは今回の日本人ジャグラーの中では唯一の2回目の出場。何気に凄いことです。石川さんも、2007年に僕と一緒に挑戦しましたが落選した仲なので、再挑戦が報われての決勝進出。初出場です。
そして、2005年のJJF(Japan Juggling Festival)チャンピオンのリング使い小林さん、2009年のJJFチャンピオンのディアボロ使い北村さんのチャンピオンコンビの活躍からは目が離せません。
小林さんは技のレベルの高さもさることながら、一つ一つの演出が丁寧にされているのが印象的な方です。彼も、2005年に僕と一緒にIJAに挑戦して落選してしまっているのですが、このたび初の決勝進出。きっとショーでは当時からパワーアップした演技を見せつけてくれるでしょう。
北村さんもやはり、非常に魅力的な演出が特徴的なディアボロ使いです。しかし、それだけではなく、目の肥えたジャグラーをざわつかせる「必殺技」も武器として持ち合わせるジャグラー。IJAには初出場ですが、きっとIJAに一大旋風を巻き起こしてくるのではないか。 そんな感じがします。
しかし、日本人以外の出場者、Jorden Moirは昨年のIJAチャンピオン、Tony Pezzoも有名なジャグラーです。
厳しい戦いになるのは間違いありませんが、きっとこの出場者ならば、彼ら二人に負けないジャグリングを披露してくれるのではないか。そう思います。