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暖かくなって食中毒に注意しなくてはいけませんが、最近馬(中間宿主)と犬(終宿主)の間を行き来するS.fayeri(ザルコシスティス・フェアリー)という馬肉中の寄生虫が原因の食中毒が発生していることが判明したそうです。
犬がこの原虫に感染してその糞便で馬の飲み水や飼料が汚染されるて感染すると、馬肉に寄生してそれを人間が食べると下痢や嘔吐を起こします。軽症で終わることが多いようですし、馬や犬に症状がでることはないようです。
平成21年6月から平成23年3月までに原因不明の食中毒が198例報告されてそのうち33例に馬刺しが含まれていたそうです。
馬刺しは一定時間以上冷凍されることで食中毒のリスクを減らせることができるとか?
馬刺しはおいしいのかもしれませんが、要注意です。
馬肉に寄生する新種の食中毒について書きましたが、ヒラメでも新たな寄生虫が発見されています。細菌ではなく、寄生虫でしかも養殖物にでているようです。
寄生虫は「クドア・セプテンプンクタータ」という名で魚の筋肉に寄生する粘液胞子虫(注)です。その生態は、よく判っていませんが、多毛類(ゴカイ)と魚類との間をいったりきたりして各々に寄生しているといわれています。しかし、ヒトなどのほ乳類には寄生しないということです。
クドアが人の体内で成育することはありませんが、クドアが寄生したヒラメの刺身を食べた後、数時間程度で一過性の嘔吐や下痢を示し、軽症で終わった事例が報告されています。
加熱や一定時間の冷凍で予防できるようですが、なんだか分かりませんが、いろんなものが出没するものです。
余り神経質になる必要もありませんが、生で食べるもんは要注意ですね。
何か、花びらみたいな寄生虫です・・・・・