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2019/02/17

5~6年前に またサラリーマンに戻っちゃったら、

やっぱり自分の時間が少なくなっちゃって、

書きたくても、書きたくても&書くたくても

なかなか ここに書けなくなっちゃってたのね。

 

若かった頃は、野球したり、テニスしたり、スキーしたり、R&Rしたり、Salsa踊ったり

いくらでも放出できる体力が 労働者の自分の短い時間に勝ってたもんだけど、

 

体力的に 好き勝手に放出できなくなっちゃったせいなのか、

 

書いて放出して 発散する!!

 

が 私の精神安定剤。

 

なんだけど、

 

それは ソレで 体力が要るもんだから

夜中に酔っ払った勢いだけで FBに八つ当たりする!!

 

みたいな手軽な 精神安定剤を 服用してました。

 

ただ その間に

自分の中で ある程度の筋道のある 書きたい想いが ありました。

 

バットマンの映画!!

 

バットマンは、幼き日に

両親が 狂人達に 殺されてしまうワケだけれども、

 

その悲惨な瞬間を 印象ずける対比として

最高に幸せな時が 描かれてます。

 

とても綺麗で とても温かそうな 服装の両親と 連れ立って 劇場に 映画だか 音楽の演奏だかを 観にいくんだよね。

 

ソレって やっぱり 最高に幸せな時間なんだと思う。

 

ココは、Salsaのコトに触れて書くところだから、Salsa的に 触れてみると、

 

Mambo Kings とゆ~映画がある。

 

アントォ~ニオ ヴァンデラスが 主演。

 

キューバで産まれた 音楽家兄弟が

興行師さんから 逃れて NYに渡って

活躍するところから、物語が 盛り上がっていく。

 

肉切り屋さんで 働いて、

 

一旦 余談。

 

肉切り屋さん、ってのも 物語の中で なんか 意味合いが あるのかねぇ???

 

花和尚 魯智深も 最初に戦うのは、肉切り屋さんだった気がする。

 

余談終了。

 

肉切り屋さんでの 一日の労働を終えた兄弟は、

家族で お家で タライで足を温めながら 食事をして、その後 パリッとしたスーツに着替えて、派手過ぎるネクタイ締めて ナイトクラブ出掛ける。

 

コレって家族にとって ひとつのとても幸せな時間なんだと思う。

 

いろんな映画で描かれている。

 

私にも 幼き頃には、想い出がある。

 

ウチは、自動車部品の工場で

夕焼けの頃に お父ちゃんが 仕事から帰ってきた。

 

庭で焚火して、緑にホースで水撒いて、

 

お風呂に入って、ちょっとギター弾いて、夕御飯を食べてから 着替えて お出掛けする様なコトがあった。

 

高度成長期の頃には、そんな習慣が まだあった様に思う。

 

それが、いつの間にか、俺が中学生になる頃には、音楽を聴きに行くのは、大コンサート会場に なってしまっていたし、

ライブハウスに なってしまっていた。

 

とは言え、中学生としては、友達とコンサート会場に行ってみるコトはできても、

ライブハウスは、大人の世界で かなり敷居が高い。

 

お父ちゃんに 新宿に連れてってもらうと、

紀伊国屋さんと伊勢丹の真ん中くらいに

ピットインが あって、

 

ああ!ココが ピットインなんだ!!

大人になったら来よう!!と思った。

 

テイト無線で レコード買って貰うのが 最高に大人びた贅沢だった。

 

今夜 良い気分で 酔っ払ってるので

ますます 支離滅裂ですが、、、

 

憧れのピットインは、

高校生の時 先輩が 誘ってくれて、

六本木のピットインに 初めて行った。

 

渡辺香津美さんのLive!!

山木秀夫さんもメンバーだった!!

 

先輩も高校生のくせに 気が利いてて、

ハンバーガーインで ハンバーガー食べてから

連れてってくれた!!

 

付け合せが ポテトチップスで

猛烈に驚いた!!

 

つい先日、ピットインに連れてってくれた先輩達と 飲んだんだけど、やっぱり 鮮烈に覚えてて

 

やっぱ そりゃあ~高校生達にとって

衝撃的な音楽体験だったですよ!!

 

でも、同時に

やっぱり ライブハウスで、

大人達が 頭を抱えて うずくまる様な姿勢をして

足だけで 激しいリズム踏んでる様な 異様な光景でもあった。

 

えっ!? こんな姿勢で 聴くものなの???

 

こ~ゆ~ものなの??? って驚いた。

 

中学~高校の頃は、とにもかくにも

プロミュージシャンに憧れた。

 

レコードの主役さん以上に

ライナーノーツを読んで

クレジットされてるスタジオミュージシャンの方々のお名前にシビれた!!

 

なれるものなら なりたかったんだろうけど、

俺には、無理だなー。とも 思ってたものだから、

 

社会に出る時には、夢を見させてくれたGibsonに関わりたくて 楽器屋さんに就職した。

 

前置き終了。

 

大学卒業して、レコード&楽器屋さんに なった。

 

レコード会社の営業さん達が たぁ~くさんの

サンプル盤をくださったし、

たぁ~くさんのCDを買って

兎にも角にも 猛烈に聴き漁った。

 

場合によっちゃあ、お給料の殆どが CDになってた。

 

なんだけど!!

 

驚くべきは、30歳になった頃に やっと始まった。

 

楽器業界の他社の先輩が、

Salsa Clubに 連れてってくれた!!

 

そこで、初めて カッコ良く&楽しそうに踊れる日本人達の姿を肉眼で観た!!

 

Bluesも、Jazzも、カントリーも ダンスミュージックだって 文字では読んでたけれども、

実際を目の当たりにしたのは、初めてだった!!

 

俺、レコードと楽器の仕事してたんだよ!!

 

それでも 知らなかった!!

 

そして、今度は、Salsa Clubで知り合った別のお兄さんが、生演奏のあるCuba料理レストランに 連れてってくれた!!

 

コレは、衝撃的だったし、綺麗なお月様が 瞼に浮かぶ様な体験だった!!

 

初めて ギターを手にした頃は、フュージョンブーム、フォークソングブームで、友達とフォークギター持ち寄って 部活動の後に 近所の神社に集まって 車座で 練習してたもんだけど、

 

いつの間にか、Black Music 一辺倒に なってたもので、アコースティックギターだけの音楽なんて

貧乏たらしくって 嫌だ!!

 

音楽ってのは、黒人の人達が、金ピカの ネックレスと 時計と指輪を して ギラギラのミラーボールの下で こそのものだ!! と思い込む様に なってましたからねー。

 

それが、生音のコントラバス、生音のギター!生音のトレス!生音のヴァィオリンの 余りにもパワフルな抑揚に 打ちのめされた!!

 

俺、大学卒業して以来 ずっと レコードと楽器の仕事をしてた。

 

それなのに 知らなかった!!

 

至近距離で聴く!! 体感する!!

ヴァィオリンも トロンボーンも 初めてだった!!

 

一日の仕事を終えて、Salsa仲間達と 六本木のレストランへ急いで、美味しいお酒と お料理を いただきながら、

とても心地好い時間を 過ごす。

 

そして、テーブルを飛び越えて 楽しい話に 花が咲く!!

 

そして、みんなで 歌う!! 踊る!!

 

レストランが 楽しく揺れる!!

 

これ、特別な コト でしょうか???

 

万国共通の 人々の過ごし方。

 

日本人だって、昔は その習慣を 持ってたし、

 

明治の初め頃、船で航海した人々は、

夜になると 言葉の通じない様々な国々の人達と

お酒とお食事と音楽とダンスを愉しんだと言う。

 

この文化!!

 

もしくは、文明!!

 

と 言っても良いのかも知れない。

 

僕は、レコードと楽器の仕事をしてたのに、

知らなかった。

 

30歳になって やっと出会った!!

 

ヒィ~ッ 日本人は、貧しいねーッ!!

 

この習慣、ある人々にとっては、当たり前の習慣なんだと思う。

 

でも、ある人々にとっては、

一日の仕事が終わった後に、

ご家族 友人連れ立って

素晴らしい音楽とお酒とお食事のあるレストラン???

 

そんなとこ 一生に一度も行ったことない。

 

って なってしまうのかも???

 

人類にとって、展覧会や音楽会やバレエや演劇よりも、もっと日常的な 身近にある習慣のハズなのに。

 

読書するのと 同じくらい身近なものなのに!!

 

末端とはいえ、音楽業界で 働いていた 俺も

30歳になるまで 知らなかった!!

 

演奏する立場で 言えば、

音楽は、まず自分の 歌いたい!! 奏でたい!!

欲求が あるから 演奏するワケだけれども、

 

ココでは、美味しく お酒とお料理と お喋りを愉しみたいお客様方の想いと

踊りたい欲求と 相思相愛なのです!!

 

 

沖縄に旅行した人達が、

その綺麗な海とともに、

美味しいお酒とお料理と 音楽とダンスに

まるで特別なものとして

ハマって帰ってくるワケじゃん♬

 

特別な ことであっては、ならないんだと思うのです。

 

人達が集うところは、街です。

 

街は、ストレスフルでも あるから

みんなが 仲良く過ごす為には、

大きなお祭りと小さな日常的な お祭りが 必要なんだと思うのです。

 

働き方改革では、何時間以上だとか、何時間以下だとか数値を 言ってますが、

 

本来 そんなものでしょうか???

 

早く!! 子供のところへ 帰りたい!!

 

早く!! 仲間や家族と楽しい自分の時間を過ごしたい!!

 

ソレが 文化を育むし、お仕事にとっても、生産性を産むもんじゃないでしょうか?

 

と、モーレツに 思うんです。

2019/02/17 01:02 | hiro | No Comments