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さて、
毎日流されるように生きていた大阪生活を捨てて
イタリアの田舎生活を始めた私とは違って、
子供達はこの田舎が育った所で、
何回かは帰った事があるけど、
そうそう覚えていなかった日本、大阪。
どう感じたのでしょうか?
駅で入ったトイレから、
「おしりボタンの何処押すの?」
との声。
ほとんどひらがなしか読めない娘達、
読めたのは「おしり」だけ。
日本にはウォシュレットがあるとはもう知りましたが、
こんなサービスが公衆の場にあるなんてと
やはり感動。
12月に携帯を手にしてから手放せない長女、
でもこんな光景をみて
「ゾンビみたい」とつぶやく。
イヤイヤ、
あなた同じだから。。。
誕生日プレゼントにと長女を連れてUSJへ。
行きの電車だけでハリーポッターに出会えて大感動!!
大興奮押さえきれず到着、
人、人、人、、、、
どこもかしこも人だらけで、
携帯に出て来るwiーfiの多さに「信じられない」と。
小さい頃から遊園地が身近にあった私とは違い、
すべてが新しいもの。
3Dのアトラクションに乗っただけで
「あああああああ、、、、」
と今度は私の方が信じられない長女の声。
せっかく入場したのに、
いくつかの乗り物に乗っただけで
「もういいーーー」と。
冷静になってもう一度ハリーポッターへ。
冷静に見てはいけなかった偽物の岩や丸太に、
日本語を喋るハリーポッターに魔女ぶる係の人達、
1000年ほどもそのままの街に育った彼女には
すべてが作り物に気がついたようで。
あちこちにあるラーメン屋さんを見かけては、
「ラーメン食べたい!」と入ってみたものの、
私が作るなんちゃって野菜ラーメンとは違い、
「重いよ、、、」と食べ残し。
だけど母が連れて行ってくれた、
中華料理屋さんの中華料理は
「あれも、これも!」とバクバク食べる。
これも初めて観覧車。
ブオンコンヴェントの一番高い建物が7階建てで、
グラッタチエッロ(空を削る)って名前がついているのですが、
「あれは削らないね」とつぶやくと同時に
「本当に緑がないね」ともつぶやく。
せっかくだからと家では和食を用意してくれた母ですが、
子供達がだんだん食べなくなって来た。
なんでだろう???
もしかして???
と、持って来た絞りたてのオリーブオイルを
食卓に置いてみると、
ごはんから納豆、
失礼ながらおかずや刺身にまでダバダバとかけて
「あ〜美味しい〜〜」
と食べ始める。
「都会でショッピングするの楽しみ〜」
なんて言っていても、
やっぱり動物を、
生き物を、
自然を探し求め、
そこから離れようとはせず。
ちょっと旅に出た宮島。
神社について、神様について、
聞くものをなるべくイタリア語を混ぜて
通訳、解説してまわると、
「神様を感じるよ」と感動。
ホテルに着いたらまず大浴場。
「これ、家にあったらなーーーー」
って、ムリです。
浴衣を大層気に入って、
鏡をなんども見直して、
部屋へ戻ると夕食が!!!
「信じられない〜!こんなの最高!!」と。
イタリアとは違って、
臭わない牡蠣に
「牡蠣、大好き!」になり、
ホテルの方達の笑顔のサービスに
「イタリアだったら裏がありそう」とまで言う。
毎日がんばった鉄棒で逆上がりが出来るようになり、
おばあちゃんと行ったプールで50m泳げるようになり、、、
最後の1週間ほどは、
「イタリアに帰りたくなーーい。
このままここで
毎日おばあちゃんのご飯食べて、
お風呂に入って
お布団で寝たいーーーー」
と毎日毎日。
「ま、ここに住むと学校行かないといけないけどね。」
の一言に現実に戻り、
トスカーナへ帰ってきました。
「遠くまで見えるよねーー。
大阪なら家、家、家で、このスペースはないね」
と。
将来はこのスペースに自分の家を建て、
おばあちゃん家の縁側と
肩まで浸かるお風呂と、
畳にお布団、庭には鉄棒を置くそうです。
なんとも将来が楽しみなかあちゃんです。