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数週間前の状態。
火薬を仕込んでいるわけではありません。
秘薬を塗っている魔女でも、
爆弾を作っているわけでもありません。
もうすぐお姉ちゃんの誕生日。
モンタルチーノからブオンコンヴェントへ引っ越して来た年から
クラスのみんなを招待して誕生日会を開くようになり、
せっかくのパーティー、
ピニャータいるでしょう??
ピニャータ、
私が16歳の時にアメリカでお世話になった家族がメキシコ系で、
祝いの場にはこのピニャータが必ずありました。
庭の大きな木に紐で引っ掛けて、
紐の端をお父さんやおじさんが動かして、
上下に動くピニャータを、目隠して棒を持った子供が
叩いて割って中のキャンディーが落ちるのを待つ。
周りは「もうちょっと前!右!行き過ぎ!!」と、
スイカ割りの要領。
家族、友人が集まった楽しい思い出の一つです。
メキシコでは本来、宗教的な意味があるのですが、
元々を辿ると始まりはイタリアだとか。
でもこの辺では見かけません。
で、
イタリアの子供達で試してみたら、、、
やっぱりめっちゃ盛り上がる!!
ついでに作る私も年々盛り上がる!!!
去年はピアノに夢中になっている娘に、
鍵盤と音符を書いたピアノケーキ型。
後で出したケーキも同じ形に。
その前は、
「今の世の中ブッ怖し、新しい未来を作れ!」
と大きな思いで地球。
このくらいの年齢から、
堅くなかなか割れないのを作ると、
みんな必死で汗だく。
それを見るのもまた楽しい。
その前は
「キラキラ輝く9歳を!」
なんて毎年テーマを決めて作るのが楽しくて楽しくて。
でも最近やたらとおシャマになった娘、
さて、何を作る?
友達との会話を盗み聞いたりすると、
流行のアイドルのキラキラなショー、
ネイルアート、
携帯チャット、、、
興味があるのはそんな所でしょうか。
携帯を持たない娘の為に、
今年のピニャータは本気で携帯の形にしようかとも悩んだけれど、
周りでチラホラと言い始めた、
そのうち娘も通る道であろう『ディスコテカ』。
田舎の、あんまり楽しくなさそうなディスコテカに憧れるくらいなら、
かあちゃん、
場を借りて、音源、ディスコライトを用意して、
ディスコパーティーやってやろう!!
と鼻息を荒くして作ったのが
ミラーボールピニャータ!!!
どうだ!
どんな顔するかな!
とワクワクで娘の帰りを待っていたのですよ、かあちゃんは!
ところが出来上がりを見た娘、
「何これ?鏡?
綺麗だね〜、ピニャータどんなのかみんな楽しみにしてるよー。
それから、いつもの叩いて被ってジャンケンポンやりたいって言ってるし、
マンマの考えるゲームはどんなのかって楽しみにしてるし、
みんなでババ抜きやっても楽しいね。
数人はキッチンに居座って、全部のごはん食べるって言ってるよ。
だから今年も家でやってね!」
と。。。
まあ、
クラブやディスコへ行ったことないのでミラーボールにピンと来ないにしても、
まだやるの!?
叩いて被ってジャンケンポン!??
かあちゃんが思っていた以上に
まだまだ幼い娘で拍子抜けしたと言うか、
ホッ。。。
とうちゃん、
ごはんとケーキ、よろしくね。