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ご無沙汰しております。トンガの鈴木です。
今年のトンガは、「寒い!」という時期がなかったような異常気象です。エルニーニョ現象のためか、今年の初頭はサイクロンが近寄ってきて、寒いはずの日本の夏の期間、そんなに気温が下がることなく、もう既に暑くなり始めました。
さて、先日、実に残念で不名誉な注意喚起が在トンガ日本国大使館より発表されました。
2013年以降、トンガ国内において、ホエールウォッチング及びホエールスイミングを実施する全ての旅行業者は、トンガ政府が定めた「ホエールウォッチング及びホエールスイミング規定2013」に基づくライセンスの取得が義務付けられています。しかしながら、ライセンスを取得せずに営業し、警察に摘発された日本人業者の事例が報告されており、最近も、会社名義を変更し営業活動を続け、ツアー料金、内容及び条件等で顧客とトラブルを起こしているケースが発生しています。
つきましては、ホエールウォッチング及びホエールスイミングを予約する際には、法令に基づく営業ライセンスを有していることを確認するとともに、信用のおける業者を選定するよう、改めて注意を喚起致します。
非常に困ります、ホントに…。
トンガって、ものすごい親日国家なんですよ。某漢字国家人と間違われてイチャモンつけられることもたまにありますが、日本人だと分かると態度を一変してフレンドリーになったりもします。「日本人だ」ということで攻撃されることはほぼないと見ていいと思います。僕自身日本人だということで大分助けられたし、これはきっと、長年JICAさんや在留邦人がトンガ人と関係を築いてきたことや、トンガの王族と日本の皇族の親しい関係があったりして、トンガ人にとって「日本とはこういう国だ、国民だ」というものが出来てきたのだと思います。自分で言うのはなんですが、恐らく今現在の在留邦人の中で、僕はトンガ人に知られている日本人で3本指に入ると思います。学校教員をやってて、教会に顔を出し、ブラスバンドで様々な場所で演奏し、カヴァを飲む。お陰で街ですれ違いざまいろいろ声を掛けてもらえます。我ながらうまくトンガコミュニティーに入り込めたと思います。だから毎日、こんな僻地でも楽しいんですけどね。逆にだからこそ「日本人である」「外国人である」ということを常に意識して行動しないと、「日本」という国に迷惑をかけることにもなりかねないのです。
そこに湧いてきた某日本人観光ビジネスマン…。
その他の日本人とトンガ人はとても仲がいいし、トラブった話は殆ど聞いたことがありませんので、幸いながら「日本人ってこんな人とは思わなかった」と総括的に評判がひっくり返されることなく、「『あいつは』嘘つきだ」とか「『あいつは』…」という彼個人の低評価にとどまっております。
7月から10月にかけて、通常南極海付近に生息するクジラが出産のためにトンガ付近まで北上してきます。トンガはクジラを見るだけでなく、一緒に泳ぐ、クジラに触れることもある、というものすごい至近距離でクジラ体験をすることができる世界でも数少ない場所で、この時期が観光客のピークになります。
ので、今年はもうすぐシーズンが終わりますが、もしトンガ旅行を考えておられる方は「現地日本人クジラツアーガイド」にはお気をつけ下さい。何もなければいいですが、何かあったら「必ず」トンズラかましますよ、あの人は。
特徴として
- 店舗を構えてない
- 道端で直接クジラツアーの声を掛けてくる
日本語が通じるからと安心してはいけません!クジラツアーに行きたいけど、どこに行ったらいいのかわからない、どうやって申し込むんだ?と悩むくらいいであれば、そのくらい僕が代行します(笑)。トンガに来て被害にあって「トンガ行ったけど、もう二度と行かない。最悪だ!」と思われるくらいなら、そんなの労力でも何でもないです。僕はガイドできませんけど、飛行機や宿予約、ガイド予約程度であれば出来ますので。
クジラ関係で安易にその日本人ガイドに行くと、痛い目に遭うかもしれませんよ。
という自分はまだクジラを見たことないんですけどね。話に聞くとクジラツアー1日で約300トンガパアンガ(本日レートで約13,500円、まぁ、ざっくりで15,000円位)だそうです。
こういう僻地にわざわざ来てもらう以上、在留邦人としては、是非ともトンガのいい所を満喫して「来てよかった~」と思って欲しい。なので、こういう輩は迷惑以外ナニモノでもない。正直捕まえて国外追放してくれ!警察官よ、頼むよ。あいつに目を光らせておくれ!と警察官の上の方に言っておこうかな(笑)
後味悪い記事ですが、トンガを満喫してもらうためこういう記事を書かせて貰いました。
ジャンジャン拡散して下さい。トンガには悪徳日本人ガイドがいると。
因みに、現在トンガにいる日本人でツアーガイドを行っている人は一人もいません。よって、日本語でクジラツアーの声を掛けられたら、ざっくり断って下さい。興味あっても「興味ないんで~」みたいな(笑)。ズバッと断って下さい。相手はこっちをカモと考えていますよ。しつこく来るようでしたら、大声で助けを求めて下さい。きっと、近くにいるトンガ人が助けてくれます。
そういうわけで、海外在住者にとって最悪な日本人(旅行者)の行為は
「旅の恥はかき捨て」
これだけは止めて下さい。
マジで。
在留邦人にとって迷惑極まりないので。
何かあったらココナッツワイヤレスで、一気に日本の悪評が広まりまり、その悪評を延々ときき続けなければならないのは在留邦人。
海外に出る場合こそ「恥」を優先して下さい。お願いします。
トンガに限らず、海外旅行はお互いに楽しい時間であって欲しいと切に願っています。
トンガのことであれば、相談に乗りますよ。