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2016/10/05

人様に良いなと思って貰える声をお届けするにはどうしたら良いのか。んな事を常に考えています。声優特有の職業病かもしれませんね。

良い声を出すー
そんなイメージに捉えられがちですが、元々備わっている声は鍛えてもそんな劇的に変わるもんでもないし結構鍛えたつもりでいますので声自体がどーのこーのって事ではなく、内容ー、つまり表現みたいな事を考えてるって事です。

普段、人と話している時などに「こう話せばこう相手に伝わるんだ」みたいな反応を無意識的に調査している僕ですが、つまりは普段発する言葉の中で良い声のヒントを探しているように思います。

特に台詞の表現などは普段の生活の中で学んでいる部分が多いです。

面白おかしくやってくれなんて注文があった時に、普段から面白おかしい声を出して面白おかしい声を研究しておかないと、何だか取ってつけたような気持ち悪い声が出ちゃいます。

そんな事を常に思っていたところで面白くできないものはできないのですが、今流行っている面白おかしい事はなんなのかー、みたいな事をわかっておかないと何だかどんどん表現が老け込んで行くような気がしてしまいます。

若作りをしたいとかそーゆー事ではなく、何歳になってもその年齢の流行りもあると思いますのでなんとなく流行には敏感でありたいなーなんて思ったりするわけです。

なんて事を言うと流行を追いかけてるミーハー野郎だな!なんて思われそうですが、ソレもまたなんか違くて、言葉を操るって事を生業にしているのだから当たり前に流行みたいな事は知っておかなきゃいけないなーなんて思うだけですよ全くもう!プンプン(古)!

作品によっては沢山の人に声を聴いて頂くので、沢山の人に良いと思って貰えるような表現を求められたりする場合もあります。常に斬新な表現は無いかなーなんて思っているような僕ではありますが、だからこそ流行りも知っておかなくてはナニがソレだと思います。ここで言っている流行りとはなんなのか上手く言えませんが、今ホットな言葉使いーみたいなものです本当にうまく言えなくてすみませんペコリ(古)。

街中を歩いてすれ違う人の声を聴いているだけでも勉強になります。声から得られる情報は僕にとって沢山あるのです。

声ってのはホントに奥が深いです!

2016/10/05 12:00 | riki | No Comments