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“自分に自信を持て” なんて言葉がありますよね。
自信なんて無くても生きて行けるっちゃ生きていけるとは思いますが、何かと戦わないといけないような人達にとって自信というのは必要不可欠なものなのではないでしょうか。
では何故、戦いに自信は必要なのでしょうか。
声優の仕事は戦いだと僕は思ってるのですが、やはり自分の表現に自信が持てなければ人の心に響くような声は出ません。
自分の力を100%出すなんて事は多分無理だと思いますが、自信ってヤツは自分の力のパーセンテージを上げる為の重要なスパイス的なナニがソレなのでしょう。
僕はとにかくマイクの前ではとにかく自信を持って喋る事を心掛けています。何となくの自信ではなく、自分が考えた表現は素晴らしいに決まってると自信を持ち、迷うこと無く声を出します。
…が!
ソレが必ず上手く行くってわけではなく、見当違いな方向で思いついた表現だといくらソレに自信を持っていたとしても根本が間違っているわけですから失敗に終わります(泣)。
でもまぁ、自信を持たずに中途半端な表現を出すよりも、自信を持って大きく失敗した方が清々しいです(笑)。失敗から学ぶ事が多い仕事なので、中途半端な失敗よりも、大きな失敗の方が成長するように僕は思います。
なので成功しようが失敗しようが、自分の発想を信じて自信を持って表現をするって事が大事なんでしょうね。
でも自信を持つって事はそんな簡単な事じゃないんですよね僕は。簡単に自信を持てる人がいるのであれば羨ましいです。
自信をなかなか持てない僕なので、とにかく思いついた事は迷いなく必死に思い切りやろうと思ってます。ソレは自信では無いのかもしれませんが、自信に近いナニがソレを感じます。
僕は自信家では無いので、自信を得るのは苦労します。でも一つ言える事は、中途半端な事をやり続けていては、自分でも何をやったか覚えていられないので、目の前の仕事の一つ一つを全力で取り組んで、ソレに対しての結果で自信を持つようにしています。全力で取り組んだ事ってのは記憶に残りますからその記憶の良い結果を自信に変えればいいって考えです。
恐らく僕は経験からでしか自信を持てないタイプだと思うのであまりこの仕事に向いていないような気がしないでもないですが、沢山経験を積めばいつか本当の自信が手に入るのでないかと信じています。