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2016/06/27

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区切り04

区切り03

ちょっとコラムの方、間を開けてしまってごめんなさい。
写真展「帰還者」開幕まであと二日になりました。

今回は自分にとっても一区切りの写真展ということもあって
今までの写真展では足りてなかった部分
キャプションというか言葉というところを
ちょっと注視しつつ構成しています。

展示は大きく4部から構成されているのですが
その幕間に言葉の歯切れを挿入します。

ここに挙げたうちの全ての言葉を使うことはないと思うけれど
構成する各部各章を断片的に言葉で表してみて
写真から放たれるイメージを、観る人それぞれが
広げてもらえたらな..と思っています。

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区切り002

区切り05

とはいえ、あまり言葉に寄りすぎることは危険なので
そこの扱いは慎重にしながら、展示作業したいと思っています。

この言葉たちは、写真展用にと考え抜いたものでもなくて
普段の日常の中で、ふっと浮かんだものを
書き留めておいたものだったり
それぞれの写真をフックにして浮かんだものです。
だから会場作りしてく中で外れる言葉もあると思います。

全作品45点を構成する作業の中で
どの言葉が生きて、どの言葉が外れるのか
僕自身も興味のあるところです。

それでもやっぱり、言葉は写真のスパイス…
そういうところで留めておくのが良いとも思います。

写真展のベース部分でもある
「想いの、往きと帰り」の如く、往路と復路..
行き着いては戻ること、その繰り返されることの迂遠さ、果てしの無さ.
そうして巡回するように観ていただけたなら
この写真展「帰還者」の意味は届いた..
と言えるのかもしれない..と思っています.

いよいよ明日、搬入〜展示作業になります。
自分自身が望んだ、ひとつの旅路の先まで、あと僅かです。

2016/06/27 06:24 | hideki | No Comments