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最近、仕事上の言い訳などで「教えて貰っていないからできない」という言葉を耳にします。
確かに、教えて貰っていなければその仕事はできないのでそんな言葉を発したくなる気持ちはわかります。
普通の仕事であれば、上司などが新人や部下に仕事を教える必要がありますが、では声優は誰から何を教わればいいのでしょうか。
先輩?マネージャー?
まぁ、仮に先輩が世間で言う会社の上司だとしましょう。
では、その先輩とやらが新人声優に自ら近寄ってきてアレやコレやとご丁寧に教えてくれるのか…
そんな事は無いです(笑)。
先輩側も、聞かれれば答えるとは思いますがその後輩との関係性にもよるような感じもあります。
何が言いたいのかというと、声優の世界では「教えて貰っていない」という言い訳は通用しない…と言いますか、基本的に声優の仕事は “教わって仕事を覚えるというスタンスでは無い” って事です。
古い考え方かもしれませんが、僕は「見て覚えろ」「自分で考えろ」みたいに思ってしまいます。
声優の仕事をマニュアル化してそれを覚えさせたとしても、多分うまく行かないと思います。僕だからできる事や、僕だからできない事もあるわけで、僕という声優のマニュアルを作る事は可能かもしれませんが、そんな僕マニュアルを見ても髪型がおかしくなるだけで、他の人には何の役にも立たないでしょう(笑)。
与えられたものを無理矢理覚えるって行為もなかなか自分の身に染み込まない感じもしますしー
結局、自分で覚えようって思えないとダメだと思うんですよね。
自分で成長できないような声優なのであれば業界に必要とされない声優だってだけで、困るのは自分です。残念ながら他人は本当の部分で助けてあげる事はできないのです。自分で何とかするしかないんです。
声優の世界で通用する声優になる為にはどうしたらいいのかって事をしっかりと考えて、どこをどう伸ばし、どんな技術を身につけなければいけないのかという事を自分で考えて実行できるような人が生き残って行けるんじゃないかなーなんて僕は思います。決して、誰かが何かを与えてくれて、何となくその通りにやっていれば何とかなるような世界じゃないです。
「教えて貰っていないからできない」
この台詞が通用するような世界じゃないので、僕も誰かに大金を稼げる技術を教えて貰いたいのは山々ですが、どうにか大金を稼げるような技術を身につけようと日々、目を光らせてナニがソレしているつもりです。はい!頑張ります!
ヽ(-@∀@)ノ ガンバレヨ