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2011/05/02

私の師である、仏師 斉藤侊琳先生についてお話しいたします。

私の先生は、最初は欄間や木彫を制作する職人で、日展などの裸婦彫刻も行なっておりました。

ところが、ある時、東大寺の南大門にある仁王像を見て衝撃を受け、京都の大仏師 松久朋琳・宗琳先生を訪ね、仏師の道一筋に進む事になったそうです。

そして、注文を受けていた欄間の仕事を一切辞めて仏像の制作に打ち込んだそうです。 私には、ひとつに絞るだけの勇気と意欲に驚かされます。

自分には、真似の出来ないことです。その気迫や根性の凄さは作品にも現れるのだと思います。

一度拝見していただけるとその凄さを感ていただけるでしょう。

http://www.saitokourin.com/

2011/05/02 08:55 | konno | No Comments